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Ozzy Osbourne の『Blizzard of Ozz』

こんばんは、内山結愛です。

今回は Ozzy Osbourne の『Blizzard of Ozz』を聴いてみた編をお届けします。

有機的でワイルドなリフワークやギターソロ、伸びやかな高音響くボーカル。

メタルギターの教科書的一枚です。

ぜひ、読んでみて聴いてみてください!

1. I Don't Know

不穏な空気の流れ…血塗られてるからね…ドキドキ。開始16秒で優勝した。これがRandy Rhoadsのギター!ギターの斬れ味と存在感ヤバ凄過ぎて歌が聞こえるのに聞こえない。どうなってるの…!?ギラつきもオラオラ加減も素敵。2:30〜突然メタリック要素が消えて、メロディアスで甘い世界に突入するのニヤニヤしちゃう。3:32〜ギターソロが時空超えそうな音出てる。「ピロピロキュイーーーィンンンン」な音最高。メタルギターの教科書のようなギターリフ。


2. Crazy Train

初っ端からクレイジー。Ozzy Osbourneも負けていない。ギラギラだけど爽快なギター。歌のメロディが耳に残るのはもちろんだけど、ギターのメロディも耳に残って歌えてしまう。サビに来て、この曲すごく聴いたことあるな…ってなる。「狂った電車…?」って思ったけど、歌詞の内容が熱い。2:49〜アーーーーーーーーこれは〜ヤバスギターソロ。ドラマチック。爽やか。ずっと爽やか。

3. Goodbye To Romance

急に優しくてあたたかい…こんなこともできちゃうの…?メタルのギュイーーーーンなギターとは無縁な音色が優しく包み込んでくれる。寝る前に聴きたい。2:46〜繊細で柔らかなギターソロ、泣ける。3曲目にして最終回みたい。全員で大きく手を振るような曲。切ない…。

4.Dee

クラシックギター…!!Ozzy Osbourneのソロ作なのに、このギターソロが収録されていることが凄い。Ozzy OsbourneのRandy Rhoadsへの尊敬を感じる。二人の信頼関係を想像して勝手に胸を熱くしてしまう。何より音色が美しい〜

5. Suicide Solution

一発目の回転するようなギターのギュイーーン音好き。重ための気だるげなリズムも格好いい。タイトルに「Suicide」って言葉もあるし、いつもの曲調に戻った。「The reaper's traveling at full throttle」の和訳を調べたら「死神フルスロットル走行」と出てきて怖すぎて面白い。ジャケ写が頭に浮かぶ。おどろおどろしいアウトロ、地の底まで引き摺り込まれそう。

6. Mr. Crowley

死の番人…!神秘的で呪術的なキーボード。教会に居る。神と悪魔のバトル。「Mr. Crowley」の歌のメロディ、すごく耳に残るし真似して歌って繰り返したくなる。2:00〜ギターソロが切なさと苦しさを爆発させている。哀愁。3:50〜Ozzy Osbourne、Randy Rhoads大好きなんだな……とんでもないギターソロ聴いて爆発した。


7. No Bone Movies

ドラムもボスボスしてて頼り甲斐がある。楽しげだけどいかつくて格好良い。それにしてもボーカルの高音が伸びやかで気持ちが良い。1:30〜ギターがなんらかの形で生命を受けてるとしか思えない躍動感。生き生きとしている。後半の「No Bone Movies」の繰り返しテンション高くて最高。

8. Revelation (Mother Earth)

歌謡曲始まったかと思うくらい雰囲気違くて凄い。哀愁で空気が充満している。歌詞も深刻。予想外の曲調が隙を見て飛び込んでくるから油断ならない。1:28〜このメロディ好き。色んな音が聞こえる。2:35〜!?不思議な世界観。ピアノで哀愁のどん底へ…どこまでも…。5:00〜ここからギターが大暴れし出す展開を誰が想像したのだろうか。炎メラメラ。さっきまでの曲の世界観一瞬でどこかに行った。

9. Steal Away (The Night)

ヤバい、8曲目から9曲目の一連の流れが最高すぎて壁殴りそう(?)メタルなギター、速さと比例して興奮してしまう。イッケイケに疾走。たまに宇宙。1:50〜なんかもう…ずっとすごくて…何…。少しくらい休んで欲しい。ギターへの信頼感が厚すぎる。

10. You Lookin' At Me Lookin' At You

音はギラついてるのに、爽やかに感じるのは何でなんだろう。ボーカルの高音凄いや。最後まで歌いたくなるギターのメロディしか無かったな。ギターの馬みたいなリズム気持ち良い。2:16〜感動のラストを迎えられるギターソロすぎる。幸福感。


今回の写真はこのポーズを、画角を意識しました✌️

●Ozzy Osbourneは、1967年から活動するイングランド出身のミュージシャン。1969年にBlack Sabbath結成、1978年に脱退。その後ソロ活動を開始する。「プリンス・オブ・ダークネス」、「マッドマン」、日本では「メタルの帝王」など様々な異名で知られている。
本作はソロ名義では初の作品。邦題は「血塗られた英雄伝説」。メタル界隈で高く評価され、メタル史に残る名盤として広く知られている。

● Randy Rhoads、1970年に活動したアメリカのギタリスト。Ozzy Osbourneバンドの初代ギタリスト。1982年3月19日、Ozzy Osbourneバンドの全米ツアー中に飛行機の墜落事故により、25歳という短い生涯を終えた。

ランディとオジー、天使と悪魔みたいな正反対のビジュアルなのに、2人の中に厚い信頼関係があってプリキュアでした(?)

ギタリストに採用した経緯も、ランディがギターのチューニングを開始したと同時に、オジーが「君に決めた!」と即決したらしく、チューニングで即決は大好きすぎる…とニヤニヤしました。

その分、ランディの死がオジーにどれほど大きなショックを与えたのかを想像すると胸が痛い。

それにしても!ランディのギターソロ格好良すぎたな〜!!!

あんなにギラギラなメタルギターを奏でているのに、クラシック・ギターが原点なのも驚きでした。

そして、オジーもオジーでヤバ人。

記者会見の席上で生きた鳩を食ったというエピソードや、ファンがステージに投げ込んだコウモリをオモチャだと勘違いして首を食いちぎるというとんでもエピソードには面を食らいました。

一体どういうこと…!?

とても興味深い人たち、音楽でした!

次回は Van Halen の『Van Halen』を聴いてみた編をお届けする予定です。お楽しみに…!


最後まで読んでくださり、有難うございました。

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