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ゆかた、よかった。

 予想していたよりも混み合う日曜日の商業施設を1人で歩きながら、ふと、自分の袖口の布を見て不安になった。「あれ?これ、縫い目、裂けたんか?」。着ていたのは浴衣である。
 催事場でもちらほらと浴衣が並び出した。この土日は浴衣で通した。これ結構、涼しく過ごせるんじゃないか?と期待している。冒頭で驚いたように改めて浴衣を考えてみると、そもそも着物というものがそうだけれど、体を布でくるっと巻いているだけだから風がつうつうしている(こんな言葉の使い方をしたことはないが)。通通つうつうしている。さらに、胴回りにあんことしてタオルを巻いているが、これが大量の汗を吸っていくれている。そして、最大の強みは何よりも脇下の大きなスリットである。冷静にみるとかなり大きなスリットである。本当にこんな脇下が無防備だったのだろうか?と思うほどに大きなスリットである。ということで、今まで冷房が弱かった家の中や、屋外でのお祭りでは気づかなかったが、冷房の効いていた施設の中だと、とてもつうつう通通していることに気がづいた。

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