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生きる意味

私が生きてる意味ってなんなんだろう
別に考えたくて考えてる訳じゃないのだけど
疲れてきた頃からずっと考えてた

しんどいからせめて
生きる意味を見つけたかったのだと思う
でもどれだけ考えてもわからない

テレビで見る有名人やアーティストのように
誰かに夢や希望を与えられるわけでもないし
世界に役立つ大発明ができるわけでもない
誰の役にたってる訳でもない
それどころか
金使って食って寝て排泄して世の中を消費して
何の意味があるのか分からなかった
いったい私に何の価値があるのか分からなかった

私が消えてもまわりは何も変わらない
いったん周りは悲しんではくれるんだろうけど
きっとすぐ忘れる

とかぐるぐるごたごた考えて

まあ今のところ分からなくてもそれでいい
自分の命の価値を
そんなに急いで決めてしまわなくても
気が向いたら考えて
分からなくなって
いつか死ぬまでにわかればいい

私の命の価値はわからなくても
大切な人がいて
私のことを大切に思ってくれる人がいるのなら
わざわざ今命を終わらせる必要もない
やろうと思えばいつだって死ねる
人は簡単に死ぬ
生きる理由が無いとしても今死ぬ理由もないか

とかってとりあえず落ち着いていたころ
今から1年と少し前のある日

その日はカフェで1人のんびりしていた
もうすぐ職場復帰で
考え事をしたり今しかできないことをしようと
ただただのんびりしていた

17:30頃にお店を出た
お昼は少し暑いくらいで
おお、春だなぁと思ったけど
日が落ちてきて少し肌寒かった

帰宅ラッシュの渋滞と
帰りの「お疲れ様でした〜」という人たちの声が
少し懐かしかった

少し冷たい空気が心地よくて
横断歩道の信号待ち
空を見上げたらとんでもなく綺麗な澄んだピンク色で
少し水色も残っててじっと眺めた

あぁ、綺麗だなあと思ったと同時に背筋がのびて
凛とした気持ちになった

こうやって空の綺麗さに気が付けて
素直に綺麗だなと思える自分がすきだなぁと思ったし
生きてて良かったなぁと思った

改めて
生きる意味なんてどうでも良いな
私の価値とか
私が誰の役に立つのかとか
私の存在はいったい何の意味があるのかとか...
本当にどうでも良いなと思った
いい意味で

むしろ私が平凡で何でもない
ただの一般の人であることが
幸せなことなのかもしれない

私の存在は誰のためでもない
私が生きていようが死んでいようが
世の中には関係ない

ちっぽけで、だからこそ自由
何をしてもどう生きても良い
好きにすればいい
生きるうえでの義務って
しなきゃいけないことって
何もないんだろうなと思った

そもそも生きることに意味なんてないのかもしれない

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