【前十字靭帯断裂の旅】手術後21~25日目

手術後21日目からほぼ通常通りの歩行が可能に

手術後21日目から、体重の3分の2荷重、装具の角度制限なしの期間が始まりました。現在、体重50kgの私は、30~35kgほどの荷重が目安となります。

この時点での膝の伸展はほぼけが前の状態ですが、21日目頃は110~120度、23日目頃は125~130度の屈曲が限界です。

手術後23日目からは、毎リハビリセッション10~15分を目安としたステーショナリーバイクが始まりました。こぎはじめは若干の違和感がありますが、有酸素運動ならではの達成感と爽快感があります。

エアロバイクで3週間ぶりの有酸素運動

私が通っている整形外科のリハビリ施設では、3分の2荷重となってからは松葉杖1本での歩行を推奨していましたが、同じく前十字靭帯再建手術をした別の患者さんが、肩や骨盤を大きく傾かせたり、びっこをひいたりして歩いている姿を見て、いつも以上に、体幹と姿勢、股関節から足指の使い方まで気をつかって歩くようにしました。

欧米では、この段階までに、患者さんが大腿四頭筋とハムストリングのどちらが優位に働くタイプかを分析し、これまでの歩行時の癖などを補正してくれることが多いようですが、私の施設ではとくに指導がありませんでした。

手術後24日目から屋外での歩行訓練スタート

手術後24日目からは、入院施設のすぐ横にある公園での歩行訓練が許可されました。ちょうど天気がよい日が続いたので、地面の凹凸などの思わぬ事態に備えて、念のために2本の松葉杖を持ち、さっそく散歩に向かいます。

2本の松葉杖をついた状態だと、建物から出る時のドアの開閉が難しいという難題はありますが、ちょっとした段差や階段も安全に歩くことができました。手術後24日目は2000歩、25日目は3000歩を歩いてみましたが、とくに痛みや疲れを感じることはありませんでした。

まだまだ運動量は少ないものの、筋力トレーニングの後に、ステーショナリーバイクやウォーキングなどの有酸素運動ができるようになり、また一歩前進した気持ちです。

久しぶりの外の世界

ついに退院予定日が決定

入院してから3週間少し。
短かったような長かったような入院生活ですが、ついに退院する日が決まりました。退院日は、手術からちょうど28日目にあたる日です。

基本的には、担当の理学療法士と整形外科医の了承があれば、手術後いつでも退院が可能なようでしたが、私は、膝の屈曲伸展を何よりも優先したかったこと、全体重荷重での歩行に自信がついてから退院したかったこともあり、手術後4週目を退院目安としていました。

また、退院後は、よりスポーツ復帰に特化したリハビリ施設に移り、リハビリに取り組んでいく予定です。





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