健悟

友達が試着した服を、なんでも似合っていると言う人

健悟

友達が試着した服を、なんでも似合っていると言う人

最近の記事

ぼくにとってのSMAP

「WELCOME ようこそ日本へ」 キラキラした歌声がぼくの耳に入ってくる。 「君こそ我が誇り Dear WOMAN」 消臭剤の匂いとはちょっと違うような、 平成ど真ん中を象徴するような匂いがする車内。 父の車内ではいつも彼らの曲が流れていた。 小さい頃の記憶がほとんどないぼくでも、この場面の記憶はかすかに覚えている。 「No.1にならなくてもいい」 「もともと特別なOnly one」 まだ幼かった自分。 きっと歌詞の意味なんてわからなかったと思う。 「

    • 二度目ましてが苦手

      ぼくは基本的に人と関わることが好きなタイプである。 いつから好きなのか どうして好きなのか それはわからない。 いつから水を飲み始めたのか どうして水を飲み始めたのか それがわからないのと同じで、 「生きるために必要」 という答えに辿り着く。 つまり、ぼくにとって人と関わることは、"それ"と一緒である。 (言い回しがダサい) このような前置きがあるということは、きっとこの後の文章には逆説がくると予想できるが、全くその通りである。 人と関わることが好きな

      • 列だらけの世界

        ぼくにとってのコーヒー コーヒーを飲むと落ち着く。 「なんでなんだろう」 今日はそんな"くだらないこと"について考えてみたい。 例えば、 水 麦茶 炭酸水 これらを飲んでも落ち着くという感情にはならない。 どちらかといえば、 喉が渇いた時に飲みたくなるものなので、元気が出るというか、生き返ったという感情に近い。 逆に、 コーヒー 紅茶 白湯(はちみつ入りに限る) これらを飲んだ時、ホッとした感覚になり、思わず上を向いて息を吸って吐きたくなる。

        • 「もう1回」がない試合

          ぼくはアニメをあまり見ない。 これはカッコつけて言っているわけでもなんでもない。 むしろ友達との会話についていけないから、 恥ずかしいというか、その話で盛り上がれなくて申し訳ないという気持ちが大きい。 しかし、そのアニメの話で盛り上がってる時には帰ったら見よ〜って毎回思うけど、 実際それらのアニメはすでに何百話とあるから、中々重い腰が上がらないのである。 そんなぼくでも このアニメしっかり見たな〜と思っているのは ナルト スラムダンク ONEPIECE(ス

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          生きてこそって

          「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」 映画を見て泣く。 こんなに尊く、大切だと思える行為をしたのはいつぶりだろうか。 スクリーンの映像に釘付けになり、 ポップコーンと飲み物が残る。 そうなってしまったことは、今まであっただろうか。 上映後、 隣にいた彼女に涙は見せまいと、首を上に曲げてみたが、視界が鮮明になることはなかった。 でも、隣の彼女の方が泣いていたから、きっとぼくが泣いていることに気づかなかっただろう。(気づく) 「あの花が咲く丘で、君とまた出

          生きてこそって

          小説だったら、1年なんてあっという間なのに

          獣の奏者 本を好きになってから早4年。 これまで、様々なジャンルの本を読んできた。 ミステリー、企業もの、夢を追いかける人、生々しい人間関係、お笑い、エッセイ、自己啓発など。 今でこそ自分が好きなジャンルの本を手にする機会が多いけど、 読み始めた頃は何が好きなのか定まっていなく、気づけば色んなジャンルの本を読んでいた。 しかし、ここにきて読んでいない本のジャンルがあることに気づいた。 "ファンタジー" である。 特に読まないよう意識していたわけでは当然なくて

          小説だったら、1年なんてあっという間なのに

          考えすぎて、むしろ

          何かに縛られる生活 最近、何かに縛られる生活をしたいと感じる。 これだけ聞くと、変に聞こえそうではあるが、 もちろんそういうことではなく、生活していく中で、何か"制限"を設けながら生活してみたいだけである。 特に始めたくなった理由はない。 ただ、始めたくなっただけである。(語彙力) たしか1,2年前くらい、 少し太ってしまったことを気にして、炭酸禁止生活というものをしていたけど、今回もそれに似たようなことをやりたいと考えている。 (考えているとか言いながら、考

          考えすぎて、むしろ

          僕が本当に願うのは、君と朝ごはんを食べることさ

          「好きな歌詞の言い合い」 これは、とある金曜日の夜に、友達とぼくの間で開催された対決である。(対決?) ルールはいたってシンプルで、 自分が好きな曲の歌詞を言い合って、 なんでその歌詞が好きなのかを熱弁する。 以上。 どっちが先に言うとかはなく、思いついたらすぐ言う感じで、"勝ち負け"も存在しない。 厳密に言うなら、好きな歌詞を言った時点ですでに勝ちである。(なんか鼻につく) そんな「好きな歌詞言い合い対決」の一部を、特別に公開していきたいと思う。(特別?)

          僕が本当に願うのは、君と朝ごはんを食べることさ

          花が散り、花を感じる

          この歳になって、自分が好きだと感じるものが少しずつ変化してきた気がする。 着る洋服 食べるもの 読んでいる本 "ひと昔前の自分"が、"今の自分"を見たら、そんなものが好きになったのか〜と驚くだろう。 ひと昔前の自分は、 着る洋服も、流行りに乗っかったものが多かったし 食べるものも、小学生が嫌いそうなものは全般食べれなかった。 読んでいる本も、ミステリーばかり読んでいて、 本を探すにいっても、ミステリーコーナーしか見てなかった。 それが歳を重ねた今の自分は、

          花が散り、花を感じる

          言葉を知れば知るほど、

          表現が素敵なおばあさん 物事をポジティブな方向から捉えられる人って素敵だと思う。 というのも、先日カフェで働いていた時、自分の不手際でコーヒーが焙煎されていなく、提供できるのが早くて5分後となってしまった。 その時に注文してくださったお客様がおばあさんだったが、その旨を伝えると、こんな返答があった。 「やった!そしたら出来立ての美味しいコーヒーが飲めるわね!」 発想の転換がポジティブで、なんて素敵な捉え方なんだと思った。 ぼくも別に怒りはしないと思うけど、こんなポ

          言葉を知れば知るほど、

          タクシーという絶叫アトラクション

          年末の匂いがする 1年で街が最も華やぐクリスマスが終わり、2023年も残りわずかとなった。 今年のクリスマスは、大切な人とディズニーランドに行き、「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」を見て、ちょっと背伸びしたディナーを楽しんだ。 クリスマスを全力で楽しもうと意気込んでいた結果、例年以上に充実していたとともに、かなり疲れた。 まぁこういった疲れは大歓迎です。 そんな充実したクリスマスの余韻に浸る間もなく、もう次の日には年末の空気感がすでに流れていた。 働いていて

          タクシーという絶叫アトラクション

          初めて飲んだお酒の味

          気遣い上手な店員さん 何の予定もない土曜日。 ぼくは大体スタバに行く。 スタバは高いから行かない方がいいとたまに聞くけど、本好きなぼくからしたら、蔦屋書店と併設されていれば、あまり高いとは思わない。 むしろスタバ一杯の値段で本が読み放題なのだから、もうそれはディズニーランド並みのエンターテイメント施設である。(言い過ぎ×50) そんな冗談はさておき、雲ひとつない天気のもと、朝の散歩がてら近くのスタバへと向かう。 DISH//のライブに行ってからというものの、朝のプ

          初めて飲んだお酒の味

          HAPPY?

          この1年はHAPPYだった? 暑いのと寒いのが交互に続き、服選びに苦労した11月が終わり、いよいよ12月に突入した。 この時期になるとよく聞かれるフレーズがある。 「どんな1年だった?」 というものだ。 なんかこの言葉は少しばかり圧迫感があって、「実のある日々を過ごせましたか?」と言われているようであまり好きではない。 こっちは1日1日過ごすのに必死だよ!って言いたいし、振り返る時間なんてないわ!とも言いたい。 ただぼくはここで振り返る機会があるので、実のある日

          汝、星のごとく

          お酒を飲む機会が減る 最近、お酒を飲む機会が減った。 特に飲まないよう意識しているわけではないので、おそらく飲みに行く友達が減ったのだろう。 これは"決して"悲しいことではなくて、社会人になったら友達と予定を合わせるのは難しいのだ。(決して、そうだ決して悲しくなんてないぞ) ただ飲む機会が減ったことによって、気づいたこともある。 それはお酒がないと、ご飯本体にかけるお金が増えるということ。(当たり前なことをすごいことに気づいた風に言うな) まず居酒屋さんに入ると、

          汝、星のごとく

          作り手の見える買い物

          耳にも有給休暇を たまにはイヤホンをしないで歩くのも悪くないと思った。 人工的に生み出した音ではなく、自然的に生み出された音に身を委ねてみる。 鳥の鳴き声 車の走る音、風が吹いている音 そして、自分の足音 様々な音が自分の意思とは関係なく、耳へ伝わってくる。 不思議と音楽を聴いている時よりも静かだ。 同じ"音"という存在なのに、それぞれが違う"音"として存在しているんだな〜って当たり前なことを考えてしまう。 まぁたまにはそんな日があってもいい。 だって多く

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          君が手にするはずだった黄金について

          雨 雨上がりが好きになった。 晴れている時よりも、空気が少し澄んだあの感じ。 地面に水溜りができているあの感じ。 木の葉っぱから水滴で落ちてくるあの感じ。 "あの感じ"が好きだと思えるようになり、大人になったと感じる反面、そんなことを思う"キザさ"にまだ自分が慣れていない。 雨がなければ、晴れが好きという感情にもなれないし、 雨がなければ、虹を見ることもできない。 雨がなければ、雨上がりが好きという言葉も存在しない。 雨って嫌われがちな存在だけど、きっと雨が

          君が手にするはずだった黄金について