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時効録:"元カレ"が家にきた━トラブル発生時の対応方法を参考に添えて━

時効録とは

僕が昔に体験経験したことを、自身の記憶整理も兼ねて書きます。特に本記事では昔に僕がとある突発的に発生・遭遇したトラブルに巻き込まれた時の、自身の対応を僕自身の思考整理も兼ねて記載しています。

僕はノンフィクションの気持ちで書いていますが、年数が経過しているためうろ覚えな箇所もあるので、皆さんは半分フィクションの認識で読んで頂ければと思います。最後まで読んで頂ければ幸いです。

「時効録」について特に起源主張しませんので皆さんどうぞご自由にお使い頂き、バンバン過去の体験経験談を公開してください。

本編

大学四回生で卒業を控えた2017年2月下旬〜3月末に掛けて、僕はそこそこの頻度で東京に行っていました。「あ〜大学卒業前で時間あるから?」は半分合っていますが半分違います。当時の肩書きは大学生ですが、卒業後は既卒無職となることが確定カスという立場であり「大学生という肩書きの間にいろんな博物館や美術館を巡りてえ!」という思考で東京の美術館博物館を巡っていました。一般との価格差は馬鹿にならない。あと在籍していた大学がよく分かりませんが「無料か格安でいろんな美術館博物館に入れるパートナー」になっていたので。

もちろん東京への往復の手段は夜行バスかLCC(格安航空会社)です。お金ないので。正直なところ移動自体はしんどかったですが、それよりも東京に着いて安価に博物館や美術館を回れる喜びが勝りました。「たばこと塩の博物館」や「江戸東京博物館」とか。あと僕が個人的に大好きなSF小説『ですぺら』が舞台の浅草周辺を散策したり。『ですぺら』は特に浅草十二階がさぁ〜(割愛)。

挙げればキリがありませんが、やっぱ東京は文化資本が神ですね。はい。こんな感じで、夕方まで東京の美術館博物館を巡って夜に某SNSのフォロワーさんたち(以下、フォロワーさんと略称)と酒を飲んで、帰りの飛行機かバスで気絶するルーティンをしていました。

3月以降、宿はフォロワーさんの家にお世話になっていました。これのきっかけは僕個人に起こった軽いトラブルが起因です。2月の中旬頃と思いますが、東京へ行った時に原因は忘れましたが関西空港へ向かう飛行機が欠航になりました。LCCは基本的に代替便への振替やホテルの手配はありません。

一瞬で宿無しになりました。夜に飲んでいたフォロワーさんに半分雑談でLINEしたところ「じゃあ〜うち泊まる?」となりお言葉に甘え宿泊させて頂き、そのまま東京行くたびにご厄介に…な流れです。

僕の東京旅行は誰も興味ないので割愛しますが、早朝には一人で家を出て昼は東京をブラブラして夜にフォロワーさんの最寄駅で合流する形です。流石に毎回タダで泊まるのは人としてどうなん?と思ったのでいつも梅酒のボトルを持って最寄駅へ戻ってました。

普通に朝を迎えたある日、インターホンが鳴りました。必要以上に相手の詮索はしないので僕は無反応だったのですが、フォロワーさんの焦り具合が尋常ではありません。フォロワーさんのスマホからLINEの通知音が鳴りまくっています。これもう半分緊急事態のアラームだろ。テポドン発射か?はい。そしてフォロワーさんは玄関の覗き窓へ音を立てず足を進めました。

※現在は「玄関の覗き窓から玄関の先の様子を見れる不思議なスコープ」とかあるので、防犯意識の高い方は覗き窓をガムテープなどで塞いで、玄関先に監視カメラを設置することをご推奨させて頂きます。余談でした。

フォロワーさん「元カレ、いま家の前にいる…」
俺「ゑ?」

それ本当に元カレ?ていうか今回3泊してたけど、流石に3日間も夜に音信不通やと相手も気にするんちゃう?ていうか早朝にアポなし突撃ってメンヘラか?など色々と思いましたが、今はそんなもんは問題ではなく、「ハーレムアニメでよく見る展開の逆かよ」みたいな状況に突然置かれたのでこれをなんとかしなけれいけません。

ここで落ち着いて自分たちの置かれた状況を整理します。

有利な点
・玄関の前の人間は玄関の鍵を開けることができない
→時間稼ぎは十分に可能
・フォロワーさんはLINEの既読はつけていない
→寝ていると思われている可能性もある

不利な点
・帰りそうにないし帰らない性格(らしい)ので、時間の経過による解決はほぼ不可能
→今、こちら側が能動的に対処してなんとかするしかない

ここで「相手をぶん殴ればよくない?」と思った方は思考がヤバイので自省した方がいいですよ。僕自身は関西へ戻れば終わりですが、二人は東京にいるのですから。フォロワーさんに迷惑が掛かります。そもそも相手に対して自身の存在を匂わせること自体がフォロワーさんへの迷惑になります。

フォロワーさんと話し合った結果、下記の作戦の運びとなりました。
①俺はベランダに潜んでおく(2階です)
②フォロワーさんは一旦元カレを家に招き入れる
③10分後くらいにフォロワーさんが「○○って喫茶店のモーニング気になるから行きたいな〜」と半ば無理矢理誘って家を出る
④喫茶店に着いたらフォロワーさんが俺にワンコール鳴らす
⑤俺が家から出て鍵をかけ郵便ポストに投函する

荷物を纏めて作戦を実行します。ベランダへ僕は潜みました。ただフォロワーさんを信用していなかった訳ではないですが、万が一のことを考えてリュックはベランダから落としておきました。だって荷物抱えた状態でベランダ開けられたら""詰み""だし…。いうまでもないですが財布とスマホは手に持っています。リュックには僕の個人情報を判別できない物品と、衣服を詰めました。最悪の場合は火事場のバカ力で2階のベランダからリュック目掛けてぶら下がり降りればいいや〜という思考ですね。コンクリートなら無理ですが芝生なのでなんとかなります。2階のベランダから逃げた経験があって本当に良かった。

幸いなことに!フォロワーさんが相手の連れ出しに無事成功したため、2階のベランダから半ば命を賭して飛び降りることもなく、ワンコール着信も確認したので堂々と玄関から退場し、胸張って最寄駅まで歩いてそっから飛行機で時速300kmで関西に帰りました。けどそれ以降、フォロワーさんの家に泊まることはありませんでした。当たり前ですが。

おわりに

突然のトラブル発生時は気が動転しがちですが、僕個人の経験としては意識すべき大事な点が4つあります。

①とにかく冷静になる
②状況を分析する
③自分が有利な点と不利な点を理解する
④「ルール」を徹底して守って対処する

①②③は時と場合によりますし個人差もあるので本記事では特にノウハウは書きません。重要なのは④です。

ここでいう「ルール」ですが、具体的にいえば「法律」のことを指します。今回の場合、トラブル発生時はこちら側はなんら法的は違反を犯していません(既婚者の場合は腹ァ括ってください。あとそんな火遊びすんな)。つまり倫理とか道徳的な面はさておき、こっちに法律的な非は一切ないのです。

日本は(一応)法治国家です。「法律」という「ルール」があります。けれども不思議なことに、この「ルール」の解説本を読んだことがある人は非常に少ないですし、体系的に理解している人も、能動的に学ぼうとしている人もほとんどいません。しかし理不尽なことに、無意識に「ルール」を破ると「ルール」を知っている側は「おい見たか!アイツこんなルール違反しやがった!」と鬼の首を取ったかのように振る舞うことも可能です。

「ルール」を把握しておくと、例えば自分が「ルール違反」の行為を受けても「迷惑メールがきた」程度の認識でかわせますし、メンタル管理でも非常に便利です。具体的な事例の言及はしませんが。

※当方は頭パッパラパー大学あそ文学部卒ですので、記載内容に関してはご参考程度でお願い致します。

ちょっと後半はややこしく?なりましたが、ともかく「ルール」を把握していることが、"①冷静になる"のきっかけにもなります。なんだか鶏が先か卵が先か、になっちゃいましたね。今回の場合はフォロワーさんはクソ焦っておりましたが(当たり前だけど)、僕は冷静というか「これ現実?」と半ば他人事だったから冷静だったというのもあります。

本当はこの「ルール」についてトラブル発生時の立ち回りノウハウなどを書こうと思い、その導入としてこの記事を書いていたのですが想像の3倍文字数が多くなり、例のごとく記事の文字数が3000文字を超えたのでここで終わろうと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

「あの出来事ってnoteに書いてもいい?事前に下書き送るから」と聞いたら「いいよ!」と爆速で快諾してくれたフォロワーさんありがとうござます。

以上

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