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旅行記:東北旅行②スマホの電波届かない・コンセント無の秘境温泉宿「青荷温泉」に泊まる

はじめに


前回記事

「インプット奴隷合宿」という、旅行先で宿に籠ってひたすら読書をしたり映画を鑑賞する旅を実際にやってみた記録兼、普通の旅行記です。

今回の旅行記事は「インプット奴隷合宿」を軸に記載していますので、食事とか周辺環境の感想などはなるべく最後にまとめて記載しています。

と前回記事に書きましたが、「インプット奴隷合宿」については別記事で改めて詳細な感想などを書こうと思います。

なぜなら二泊目に泊まった宿自体で記事にできるほど、色々と書きたい内容があったためです。

同じく「インプット奴隷合宿」を検討している方や単純に東北旅行を計画している方への参考になれば幸いです。

※3000文字くらい

本編

旅館を出て午前は遠野市の「遠野市立博物館」を鑑賞し、目的地の青荷温泉へ向かいます。

高速をぶっ飛ばして大体3時間くらいです。遠いですが静岡県を横断するよりは遥かに楽です。東名高速道路で運転して静岡県をぶち抜いた方ならご存じかもしれませんが、静岡県があまりにもデカすぎて「時空歪んだ?」って思ってしまう。

脱線しました。土地勘が無いので運転中は常に「いまどこ走っているんだ…?」となっていました。西日本の場合はなんとなく「この辺かな」と分かるのですが、東北ではそれがない。気が付いたら秋田県にも行ってました。

なお、東北自動車道を北上する際の注意点ですがガソリンの残量には十分注意しましょう。各地のSAに「ガソリンスタンドがある最後のSAはここ!」と説明された貼り紙があるので必ず確認してください。

東北自動車道を爆走し高速を降りて下道を暫く走ると「青荷温泉はこっちだよ!」という看板が目に入るので左折し、山道を登ります。そしたら視界に「グチャグチャになったガードレール」が現れて爆笑しました。

「注意喚起のために敢えて残してるかもな!ガハハ!!!」と笑いながら車を進めます。

国土交通省さん…?

なお、ガードレールは全体的に原型を留めていないか、””無い””のがデフォでした。カーブミラーも半分は鏡がありません。あっても鏡の状態がクソでした。アスファルトも基本的にはボコボコで状態としてはカスです。

このように””終焉(おわ)””っている道路環境ですが、スマホの電波は通じますし一応は舗装されています。道もところどころすれ違い用のスペースもあります。消極的ポジティブでいきます。

舗装すらなくなりました。

写真を拡大して頂ければわかるのですが、真ん中にあるオレンジ色の細い棒はカーブミラー(だったもの)です。ガードレールも赤茶色に変色しています。もしかすると今流行りの「多様性」ってやつかもしれません。

暫くすると電波すら届かなくなりました。なにがあるんだよ、この道には。一応書きますがこういうドライブも醍醐味ですし実際にメチャクチャ笑ったので面白かったです。

そんなこんなで青荷温泉(の駐車場)に到着。そこから傾斜がクッソ急な坂を降りると宿です。「到達」するまでに体力使います。ここ若い内に行った方がいいです。

秘境だ…。良いです。帳場(今でいうフロント)で受付も済ませ、よ~し今から読書するぞ!!!と客室へ!

あっっっっっっっっっつ!!!

フロントに入ったときはそこまで暑さを感じなかったのになぜ?と思ったら、太陽光がガンガン部屋に照り付けています。西日?ってやつです。体感で室温45℃くらいありました。読書どころではないです。

話は逸れますがヤンジャンで連載されている『ジャンケットバンク』というギャンブル×デスゲーム漫画では、現在は室内の温度をじゃんけんで上下させるゲームをしています。主人公の室温が現在50℃台なんですが、こんな環境1~2時間もいたら〇ぬわ。

最初の方は団扇を仰いだり薄着になったりで凌ごうとしたのですが、暑さで限界になったので車に退避しました。冷房MAXにして18時頃まで車の中でひたすら読書しました。これはこれでアリでした。

夕食は18時~20時の間で、一階の大広間で食べます。部屋ごとに机が並んで料理が既に置かれています。18時~20時の間に大広間へ行くと料理が運ばれてくる、ではないです。18時の段階で既に料理が置かれていて、18時~20時の間にそれを食べる、です。

鮎の上にある茶色い物体、唐揚げじゃなかった…
酒売ってます!

僕が泊まった日はたまたまなのか宿泊客は10組程度しかいないため、間隔も十分に保てていましたがたぶん冬はミチミチになっていると思います。また、18時の段階で既に浴衣の宿泊客が大半を占めていたのが印象的でした。

19時頃に夕飯を食べ終えて「頼む…涼しくなっていてくれ!」と祈りながら部屋に戻ると、まあ過ごせないことはない室温に。やっぱ秋~冬に訪問するのがベストっぽいです。8月とか〇ぬ。

その後、時間的に風呂に行きますかとなり風呂へ。青荷温泉は露天風呂も3ヶ所あるのですが、道中に虫が多い(虫苦手)のと単純に外まで行く気力も無いので内風呂にしました。

くっっっっっっっっっら!!!

闇のゲームで負けた時の視界だろこれ。暗すぎる。ランプがボワ~と灯っていますが焼け石に水。夕飯の時に浴衣の人が多かった理由これかと納得しました。けど僕は風呂入った後に汗かくの嫌なんで次行っても暗闇の中で風呂に入ると思います。

「これはこれでありだな」となんだかんだで風呂を堪能し、いつのまにか旅館も涼しくなっていました。フロントがランプの灯で照らされていて趣(おもむき)があります。

iphone壊れていなければ…

最高!チューハイを買って部屋に戻ります。やっと…やっと「インプット奴隷合宿」が出来る…!あとは寝転びながら月明かりを頼りに読書に没頭です。

くっっっっっっっっっら

これもう半分室町時代だろ…。

「嘘やろ???」って声が無意識に出ました。本を開いたらなんも読めなくて笑ってしまった。

しかし我々は「インプット奴隷合宿」をするためにこの旅館に来ました。電気も通っていないしスマホに電波も届かないので、読書をするしかありません。

最終的にはフォロワーが「備え付けの懐中電灯の上に水の入ったペットボトルを置く」で作った簡易照明を利用しました。懐中電灯に近づけばギリギリ文字が読めるまで明るくなりました。感謝。

読書は最強に集中できました。繰り返しになりますが電気も通っていない・スマホの電波が届かない環境が良かったです。フォロワーは何回か無意識にスマホ取り出して「電波繋がってねえ」って言ってました。

次の日、朝食を頂いて9時半に宿を出ました。朝食もおいしかったです。

卵は平面で割るらしい

おわりに

結果的には快適…というか普段では体験できない環境で過ごせたので良かったです。冬にまた行ってみたいですね。どうやって宿に「到達」すればいいか皆目見当もつきませんが。

また、青荷温泉に泊まって印象的だったのは、夜はビビるくらい満天の星空だったことです。少し(心が)泣きました。都市部では絶対に見れない光景です。星座とか詳しくないですが「すげ~」となりました(小並感)。

二日目の遠野市、三日目の津軽半島、大阪(一泊)→青森→岩手の旅行記は気力があれば書きます。

なお、液晶が壊れたiphoneは旅行から帰宅した次の日に爆速で業者に持って行って直しました。

次回記事

最後まで読んで頂きありがとうございました。

以上

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