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本は出版社順に並べるのが一番である

※1200文字くらい

引っ越しをして一ヶ月半が経過した。2000冊以上ある蔵書については取り敢えず本棚にぶち込んだのだが、並びが不規則すぎて気持ち悪いため連休中に整理することにした。

5年ほど前までは日本十進分類法に基づいて並べていたのだが、本棚から溢れてしまってからはバベルの塔のごとく積み上げており、分類もクソも無くなっていた。

よって、再度この分類法で並べようと思い取り敢えず本をジャンルごとに分けてみたのだが…。

50冊目くらいで「これ絶対に終わらんわ」となった。こういうのは諦めが肝心。無理無理無理無理、絶対に終わらんって。

そもそも、本棚の本はどのように並べるのが正解なのだろうか?分野ごとに並べるのが最適なのだろうか?公共の図書館では該当するだろうが、個人の場合は?

皆さんはどう考えますか?もしお時間がありましたら、一度目を閉じて「どうすっかな〜」と考えてください。



考えて頂けましたか?



その並べ方は、水平な本棚に対して垂直に本があり、背表紙を外側に向けたものだったのではないだろうか。

「当たり前だろ」って?そうですね。

それはさておき、結論的には出版社順に並べるのが一番だった。理由は視覚的に整理されているためである。

見やすいというか「背表紙を一冊ずつ確認したくなる」並びではないだろうか。また「このシリーズこんだけ並んでるっすね〜」というインパクトもある。

また二列式の本棚のため、全面に岩波文庫・講談社学術文庫・平凡社ライブラリー・法政大学出版局を配置した。個人的な考えだが「格」はこれら4レーベルが最高なので。

※中公新書は400冊くらいあり多すぎたので後列に配置している。

話は戻る。本棚の形式についてである。現代の我々が想像する「本棚」の形式は16世紀頃に現れたとされている*1。

*1:ヘンリー・ペトロスキー著、池田栄一訳『本棚の歴史』白水社、2004年、109頁

この辺は上記の文献を読んで頂きたいのだが、何が言いたいかというと、我々が「当たり前」と思うものは先人たちの試行錯誤の上に成り立っており、それは日常的なものにも存在していることである。

フォークの歯が四本なのは何故か?とか考えてみると面白いよ。オススメの本を二冊紹介というかリンクを貼っておきます。

『フォークの歯はなぜ四本になったか』

「人間が加工してつくる道具やモノ、その形は、どうやって進化してきたのか」について書かれた本。モノがその形を成しているのには全て理由がある。

『データ視覚化の人類史』

棒グラフや円グラフっていつから使われ始めたの?という、言われてみればわかんねーなという素朴な疑問について書かれた本。考えたことなかったわね。

長年の課題であった本棚どうすんねん問題は一応の終結に至ったので、暫くは何も考えずに本を買いまくろうと思います。

出版社別に整理してる途中

いや、もう少し計画的に本を買おう。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

以上


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