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モネを収蔵する美術館シリーズ .3【地中美術館】

地中美術館


直島。瀬戸内海に浮かぶ島全体がアートで包まれた小さな島。


島のあちこちに点在するベネッセ・アートサイトのうちの一つである「地中美術館」は自然と人間を考える場所として建物が半地下になった、景観を損なわない洗練された美術館である。

安藤忠雄氏の建築により、晩年のモネの睡蓮を「自然光」で鑑賞することができる。


地中美術館が収蔵するモネの作品

現在の収蔵は5点

  1. 睡蓮の池 (1915-1926)

  2. 睡蓮-草の茂み (1914-1917)

  3. 睡蓮 (1914-1917)

  4. 睡蓮の池 (1917-1919)

  5. 睡蓮-柳の反映 (1916-1919)


部屋の形は楕円と四角で異なるが、
白を基調とし、周囲を全て睡蓮で囲む構図は
オランジュリーを彷彿とさせる。

空間をダイナミックに使用することが程よい緊張感を生み出しており、観光地化した美術館でありつつも、モネへのリスペクトを感じる素晴らしい空間である。

訪れたものを圧倒する5点の睡蓮。
その壮大さに目眩がし、モネの世界に吸い込まれるような感覚に陥る。

直島のアクセスの悪さは、都会の喧騒を忘れ、心を穏やかにするために必要な時間だ。

作品にたどり着くまでの道のりが、より作品を洗練させる。


この5作品が直島という素敵な場所に
置かれていることに感謝したい。




アクセス

香川県香川郡直島町3449-1

巡回バス又はレンタルサイクルが吉
宮ノ浦港から歩いて約30分(上り坂あり)

直島自体へのアクセスは高松港、宇野港から
フェリーを利用して渡ることが可能。

直島は小さな島であることから自転車のレンタルで十分移動することができる。
また、観光名所となっているスポットにはバスも通っている。

車をフェリーに乗せる場合は追加料金がかかるため、特段の事情が無ければ港付近の駐車場に置いていくことを推奨する。
宇野港(岡山県)付近には多くの駐車場があり、車を停めるのには苦労しない。

料金

2100円
事前予約が必要であるが、空きがある場合のみ当日でも入館可能な場合がある


モネのレシピ はちみつクッキーとラズベリージャム


地中美術館は入口と出口が同じであるので
エントランス付近の「地中ストア」は、
帰りがけに寄るのが吉

モネのレシピで再現された
はちみつクッキーやラズベリージャムを
購入することができる。

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