【研究ノート】インターネット

いまやわれわれの生活の中心であるインターネット。ネットの起源はいつなのだろう、とふと気になり調べてみた。

レポートの名はずばり「インターネット史の概要」。最初の章"Origins of the Internet"、「インターネットの起源」に掲載されていた。

現在のインターネットの起源、すなわちパケット通信研究が行われたのが1960年代。マサチューセッツ工科大学(MIT、1961-1967年)、ランド研究所(RAND、1962-1965年)、アメリカNPLネットワーク(NPL、1964-1967年)は、それぞれ独自にパケット通信ネットワークに関する研究を進めていた。

1967年、アメリカ国防高等研究計画局(DARPA)は国防高等研究計画局ネットワーク(ARPANET)を立ち上げ、パケット通信によるインターネットの運用が開始された。なお、「パケット」という用語はNPLによる研究から採用され、ARPANETの設計で採択された回線速度は、2.4kbpsから50kbpsにアップグレードされた。

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インターネットの始まりは50kbps、その後、ナローバンド、ISDN、ブロードバンド、光通信回線を経て、2020年からは5Gの運用が開始された。5Gでは将来的に20Gbpsの通信速度がでるといわれており、ここ50年の間におおよそ40万倍も通信速度が向上している。

私が始めてインターネットを利用したのは高校生(だったはず)。Windows98、アプリケーションのインストールはフロッピーディスク数枚、ネット回線はISDNであった。「ピー ロロロロロ~」、電話回線を利用した接続で、使用すればするほど電話代がかさむ。ちなみに最初の通信端末は中学生の頃の「ポケベル」であった。このときが1990年代。

当時の大学生(現役)のころにはADSLであった。その後、ネットの加入促進業、いわゆる家電量販店でインターネット利用の契約業を行っていたときもADSLであった。しばらくしてeo光が参入し、光回線へと変わっていった。これがおおよそ2000年~2010年の間。

以降は光回線が主流で、携帯も3G→4G、そしていまや5Gの時代を迎えた。

一応の区分ではデジタルネイティブ世代に該当するのであろうが、幼少の頃はスマホはおろか、携帯電話もなかった(技術的には存在していたが、一般普及はもっと後)。電話をかける際はいえ電(もはや死語?)や公衆電話を利用する。

いまでこそ想像もつかないであろうが、ないのが日常であったし、困ったことも特段なかった。いや、むしろ学生時代にLINEやSNSなどなくてよかったとさえ思ってしまう。

インターネットや携帯電話の発展を身をもって体験してきた。時代の移り変わりを体験できたことは大きな財産である。

ネット通信はいまや必要不可欠なものであり、ネットのない世の中はいまとなっては想像もつかない。これから先、どのような時代が訪れるのであろうか。そして、このような時代において写真の役割を考えてみたい。

インターネットの次についてはこちらを拝読中。


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