日常
きのう、いい影が落っこちていたので拾いました。
また、書いてもいいかもな。という気がしはじめたのがクリスマスの頃。あっという間に、歯医者のロボは正月仕様に衣替えして、心の準備もできてないうちにほんとうに明けちゃって、またただの寒い冬の一日へ。
やっぱ私はこれがいいや。
フツーの、静かな日常。
日記を書いていなかった3ヶ月の間にも、吹けば飛んでくようなできごとのカケラをいくらか残していた。
コートのポケットから使いかけのスティックシュガーが出てきたり。
バス停に椅子が寄付されてたり。
電車の広告がミスド一色で機嫌よくなったり。
石をまじまじと見つめたり。
日々更新される、近所の物騒な落書きの変遷を追ったり。
鳩を眺めたり。
zoom中、変顔ですか??って表情のおじさんがいたり。
見るからに冷たそうな便座にそ〜っと腰掛けたら、ほっかほかだったり。
焼き芋をSPECの瀬文みたく持って帰ったり。
まだ、書けそうで書けない。
このあいだ、電車から外を眺めているときに書けそうな気がしたから編集画面を前にしてみたけれど、書き出してみたそれは何かが違って。じゃあ今まで書いてきたものは正解だったのかというとそうでもなくて、いいものとは到底思えない。けれど、一旦いまの自分はこうと認めて(諦めて)、書き終えて、人目に触れる場所に出せていた。
いま、書けないのではなくて、認められないのだ。
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