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海と牛と土

こんばんは^_^

今日は午前中は牛とせりの争奪戦をしてから、今シーズン初の海底湧水の採取をしました。

せりを摘んでると草をもしゃりながら寄ってきました。

海底湧水とは、山からの栄養やミネラル豊富な水が、海の浅場で面的に湧いたものです。

海の生態系を育む栄養は、山から来る海底湧水が担っているのです。

新井章吾先生が全国各地で調査研究をされてます。

まずは、湧水採取器を作るところから♪

プラスチック製の鉢底にドリルで穴を開けます
ホースを切ったものに、輪ゴムでビニル袋をとりつけます
鉢底を浅瀬に沈めて、石で錘をし、ビニル袋付きのホースを穴にはめます。

採れた湧水の写真は撮り忘れましたが、
小一時間で5リットルほど採れました。
これを薄めて畑に散布します。

昔の暮らしでは、農業と漁業が分かれていなかったので、里海では畑に海藻を干していたそうです。
すると、海のミネラルが土に還り、海と山の循環となります。
野菜の栄養価も高くなります。

午後はミーティングやお肉の販売のことなどして、夕方は時間ができたので、放牧場で土壌酸性度を測定してみました。

背後に牛の足跡


何箇所か、場所を変えて測定。
グライ化した鉄サビが出てるゾーンも測定しました。

鉄サビの出るゾーン

ところが、予想外にも、土壌酸性度を測ったところ、明らかに土中環境の悪い鉄サビゾーンの方が、pHが中性に近かった(6.4くらい)のです(植生が改善されてきたところでは、6.0くらい)。

酸性度の数値だけみたら、グライ化した鉄サビの出るゾーンの方が、「肥沃な土壌」ということになります。

しかし、目視でも明らかに土ステージ0の荒地に生える植物ばかりだし、
掘ればグライ化したドブ臭い土が出てきます。

先日も書いたけど、土壌酸性度とは、土の状態の一つの側面でしかない。

中性に近ければ「肥沃」というのも、正直よくわからなくなってきた。
現代人がよく食べる野菜がよく育つ、ということなのでは?ともおもったり。

実際、セリなど栄養価の高い野草は土ステージ0でも生えるし、雑穀もいわゆる「痩せた土地」でもよく育つらしい。

何にせよまだまだ勉強不足なのでわからないが、
「植物は嘘をつかない」
これは真理だと思う。

ということで、生えてる植物をよく観察することに。

頭で見るのではなく、感性でとらえ、必要に応じて頭で解釈しようじゃないか。

自然を見る感性を磨くことが先決。
現代科学が失いがちな観点かもしれない。

よるごはん。

摘んできたセリは切り落とし肉とよく合います😍
野菜は悪天候で不作だけど野草は無限☘️

切り落とし肉のセリ乗せ♡

森川畜産 切り落とし肉 500g 3000円

お肉には長与町の麹屋kinomamaさんの麹がとても合います♡

プルコギのたれ 1500円
食べる発酵ラー油 1300円

いずれもお買い求めは竹の家さんまでお願いします❣️
遠方の方のお取り寄せは私へDMか、
meguri.mori.8@gmail.com
まで、お問い合わせください^_^

放牧裏の間伐を終え、ひと休みの森川薫さん

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