Diaryというか心象?_故郷
故郷に帰って
懐かしくって、楽しくって
愛に溢れてるのに
それでも、なんでかな
ここから
飛び出さずにはいられなかったって事実が
浮き彫りになる。
ここにはもう自分の人生はなくて、
かつての私しかいなくて、
もう帰れないって気持ちがわいてくる。
だから、故郷の景色をみると寂しくなる。
大好きな景色なのに、いつもどこか哀しさを纏うから、時々直視できなくなってしまう。
美しければ美しいほど泣きたくなる。
この感情は郷愁とも違うと思うんだ。
なんと名付けていいかは分からない。
きっとあるタイミングでとても大事なものを捨てた場所だから。
とても大事なものを失った場所だから。
そのときの強力な感情のカケラが散らばってるんだと思う。
だから、たとえいま新しい大切なものができて、幸せだったとしても、故郷に帰ると、あのときの感情のカケラを見つけてしまって、胸が少し抉られてしまう。
帰りたいのに帰れない。
近いのに遠い。
大好きなのに大嫌い。
そういう矛盾した感情を私は故郷に抱いている。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?