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すぐに行動に移せる人が羨ましい。一歩踏み出すための考え方って?

この記事は、SHElikesライティング入門コースDay2提出課題にて執筆したものです。

・テーマ:「好きな本をおすすめしてください」(漫画も可)
・想定読者:SHEメイトさん
・字数:2,000-3,000文字
・与えたい読後感:この本買ってみようかな

SHElikes:Webデザイン、ライティングなどのクリエイティブスキルを幅広く提供する女性向けキャリアスクール
・SHEメイト:SHElikes受講生のこと


【構成】※SDS法

S(主張):「つい考えすぎてしまう」人に読んでもらいたい「考えすぎない人の考え方」
「考えすぎずに軽やかに行動にうつす」ためにはどのような考え方をすればいいのかのヒントを得ることができる本。

D(詳細):2つのトピックを取り上げて。
①世の中で起きるほとんどのことは事前に対処できる、だから「起こったらどうしよう」ではなく「どうするか」を積極的に悩む。
②「やる」か「やらない」かの決断は、コイン投げの結果で決めても一緒。決断して行動に移したという事実が満足度を高める。「どうしようかな」で停滞している状態でいるのが1番の「考えすぎる」原因。

S(結論=主張の言い換え):たくさん考えられる性格はそのままに、その才能を活かすヒントに出会える本



「つい考えすぎてしまう」「いろいろ迷って、一歩が踏み出せない」。そんな経験をしたことはありませんか?

慎重に、深く考えることができるのはひとつの才能でもありますが、その性格ゆえに疲れてしまう、すぐに行動に移すことができる人が羨ましい……と感じたことがある方も多いのではないでしょうか。

今回SHEメイトのみなさんにご紹介したいのは、堀田秀吾著「『考えすぎない』人の考え方」という本です。まさに「考えすぎるがあまり身動きが取れなくなってしまう……」とモヤモヤを抱えていた私がタイトルに惹かれ、手に取った本です。

この本では、タイトルのとおり「考えすぎない考え方のコツ」が45個の方法に分けて紹介されています。これまで私たちが感覚的に思っていたようなことにも、研究結果を紐付けて分かりやすく解説してくれているので、「そんな気はしていたけど、やっぱりそうだよな〜!」という答え合わせのような面白さも味わいながら読み進めることができます。

ここでは、考えすぎる人代表でもある私がとくに印象的だと感じた2つのトピックをご紹介していきます。


どうせ悩むのであれば、「どうしよう」ではなく「どうするか」を積極的に悩む



まず、私がはじめに衝撃を受けたのがこのお話です。

人は多くの場合、起きた問題自体に対して悩んでいるのではありません。もしもこうなったらどうしたらいいのか?……でも、こんなことが起きたら?もしうまくいかなかったら?と、まだ起きていない未来について考え続けているのです。

「『考えすぎない』人の考え方」26ページより

悩みの内容を紐解いていくと実は、「まだどうなるのかわからない未来を考えて、勝手に恐れているだけだった」ということが往々にしてあるのだといいます。

日々頑張るSHEメイトさんの中にも、転職や勉強、コンペの参加など、やってみたいけどどうしよう……など、これから始めようとすることに悩んだことがある方もいるのではないでしょうか。私自身、振り返ってみるとSHElikesに入会するか悩んでいたときがまさにそうでした。うまくいかなかったら?やる気が続かなかったら?たしかに、始まってもいないことを悩んでいても仕方ないですよね。

とはいえ、頭ではわかっていても心配になってしまうこともあります。では、どのような捉え方をすればよいのでしょうか。ある大学では、以下のような研究結果を発表しているそうです。

心配事の79%は実際には起こらず、16%の出来事は事前に準備を起こしていれば対処可能

「『考えすぎない』人の考え方」26ページより


ここで注目していただきたいのは、起こってしまう16%の心配事についても対策をしていればどうにかなるのだということです。世の中で起こるほとんどのことは、「適切に準備をしていれば、いざそうなっても大丈夫」(27ページ引用)なことなのだといいます。

どうせ悩むのなら「どうなっちゃうんだろう」と不安をぐるぐる考えるより、「こんな風にしてみよう」とあれこれ想像してみる。考えるポイントを少しずらすだけでも、身動きが取りやすくなりそうな気がしますよね。

同じように悩むのであれば、積極的に悩むことが重要です。『解決できなかったらどうしよう』ではなく、『どうすれば解決できるか』と、行動をベースに考えてみてください。

「『考えすぎない』人の考え方」28ページより



決断して、行動したという事実が幸福度を高める



ある大学では、「今決めかねていること」の決断をコイン投げの結果に委ね、その後の人生がどう変化したかを追跡する研究が行われたそうです。コインが表なら「実行する」、裏が出れば「実行しない」というシンプルなものです。この研究結果についても、面白くて印象的なお話だったのでお伝えさせてください。

結論からお伝えすると、「コイン投げの結果が表だろうが裏だろうが、悩みの解決に向かって何かしら行動を起こした人は、半年後の幸福度が高い」(「『考えすぎない』人の考え方」56ページより)ことがわかったそうです。

ここでいう「行動を起こした人」というのは、「実行する」決断をした人たちだけを指しているわけではありません。「新しいことを始めよう!」と決断した人も、「今はこのままでいよう!」と決断した人も、どちらにせよ幸福度が高くなったそうなのです。

みなさんの中にも、「迷っていたけど、やってみたら楽しかった!」「悩んでいたけど、決めてしまえば意外と吹っ切れた!」など、小さなことでも決断してみたら案外スッキリした!なんて経験がある方もいるのではないでしょうか。私自身も「SHElikesに入会するのか、しないのか。したいけど、でもなぁ……」とゆらゆら決めかねている時が一番モヤモヤしていたように思います。

結局のところ、「どうしようかなぁ……」と停滞したままでいることこそが考えすぎてしまう原因であり、その状態がさらなるモヤモヤを生み出しているのです。一つ目のトピックでお伝えしたように、大抵のことは対処ができます。それをお守りにして、えいやっ!とひとまず決めてしまうということが重要なのですね。

『どう決めるか』ではなく『そもそも決められるかどうか』のほうが重要だということです。やると決める、やらないと決める、そうして腹を括ることが結局のところ人生の満足度を大きく左右します。

「『考えすぎない』人の考え方」57ページより



軽やかに「考える」ヒントを探して



私自身も「考えすぎる人」です。考えすぎるがゆえに、なかなか行動に移すことができない自分に嫌気がさしたことが何度も……。

そんな私も、「『考えすぎない』人の考え方」を読んでよりよい考え方のヒントを見つけました。テーマに分けてひとつずつ紹介されているので、読みたい部分だけサクッと読むこともできます。そんな気軽さもあるから、つい考えすぎそうになった時にはお守りのようにして開いています。

たくさん考えられることはすごいことです。考えすぎ=悪では決してありません。ただ、もっと軽やかに考えられるようになりたい、もっと行動力がほしいというあなたに。

「『考えすぎない』人の考え方」には、「軽やかに次のステップへ進むための考え方」となるヒントが、大きいものから明日から使える簡単なものまでたくさん提示されています。この本を読んで「これなら私にできるかも!」というあなたにピッタリのヒントを探してみてください。



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