見出し画像

#vts 妄想が走る…

たまたま見つけたので挑戦してみた、全然知らないものが挑戦してもいいものだろうか、と思いつつ面白くなって長文になりました。賞金につられて書いてるけどハッシュタグ入れるだけで応募になるのかな←

初:絵を10秒だけみて感じたこと、気づいたことは何か

赤毛の女の人が倒れている。上部に曲線の枠がある。見てる人は別の部屋からかな。部屋の中は散らかっている。窓が開いている。

  ---以降はじっくり絵を観ながら実施--
① .絵に描かれていることを突き止めよう。
 -1.描かれている事実は?(客観的事実:Objective fact)

人物はベッドの上だった。倒れてるんじゃないのかも。女性ではなく男性だった。肩口〜背中まである髪。白シャツの前が開いてる。左手はシャツの前を掴んで右手は床へ落ちている。ブルーの膝を覆うパンツスタイルにすねを覆う白い靴下。黒い足の甲を覆う丈のとんがり靴。片方ベッドの下。右手から落ちたのか、床に薄茶っぽい小瓶。

人物頭のあたり、絵の左手前の床に紙の入った箱、中の紙はくしゃっとしている。箱の前に紙吹雪。

人物足元手前の椅子に赤いジャケットっぽいもの。

奥の小さい丸いテーブルに紙のようなものとおそらく蝋燭の皿。煙が立っているが火がついていないようだ。

天井が斜めなので、屋根裏部屋か。窓際に鉢植え。両開き、外側に開く窓。緑っぽいカーテン。明るい時間帯。青に黄色が入った空の色、夕方か朝焼けの時間。周りの建物の屋根が見える。天井の低い眺めの良さそうな部屋。

 -2:上記から絵の中で何が起こっているか物語を作成せよ。

私は彼の友人、この状況の第一発見者である。

夕方彼を訪ねてきたのだが、相変わらずだらしない男だ。上着は脱ぎっぱなし、着替えもせずこんな時間まで眠り込んでいる。朝まで飲んでいたのか、パトロンの女性の家にいたのか。真剣な恋はだいぶ前にはしていたようだけれど、今はさっぱりそんな話を聞かない。鮮やかなブルーのパンツにこれまた鮮やかな赤の織り柄の上着。派手だなあ。爛れた生活を送る伊達男。

田舎からこの男と一緒に出てきたのだが、どこにいてもその容姿と屈託のない明るさで人を惹きつける。若者とは言えない年齢になっても柔らかな雰囲気で子供のような気配が漂い、寂しがりな一面もあり周りには常に誰かがいて、彼に金銭面で援助する奥様方も何人もいることを知っている。そんなこんなで金はそこそこ手にしているはずだが、全て実家に送ってしまうようでいつまでもこんな小さな部屋に住んでいる。田舎に金を送るためにこんな爛れた生活を送っていることを知っているから見捨てることができず、時々様子を見にこの部屋を訪れている。

しかしこの散らかりようは何があったのか。もともと物が少ない部屋なのだが。手紙のようだけれど、捨てるのか。

声をかけてみたが起きる気配がない。全く。

この床に落ちている小瓶はなんだ。ワインの瓶の方が彼にふさわしい。毒か。

彼は生きているのか。寝ているだけなのか。いつのまにか手のひらに汗をかいている。

ろうそくは消えたばかりのようだ。さっきまで誰かと一緒だったのか。自分で消したのだろうか。


 -3:上記からこの後に何が起こると予測できるか?

第一発見者は彼がまだ生きているかを確かめる。残念ながら手遅れだ。手紙は田舎からのもののようである。田舎から出たての頃の古いものもずっと捨てずにしまっていたようだ。近所の人に屋根裏に誰かいたか訊ねる。誰も知らない。彼本人は昼前に帰ってきたようだけれど、その後訪ねてきたのは自分以外は誰も見ていないようだ。

新しい田舎からの手紙はいつ届いたのだろうか。

小さくちぎられており繋げるのに苦労する。やっと読めるようになった。


家族のところに行きたかったのか。微笑んでいる。


② どのような感情、感覚(あれば教訓)が浮かんだか?

勝手に意味付けしたのは自分なのに、疲れちゃうよね永遠に眠れるって幸せかもしれない。という感覚(自分の心が疲れているのか)物語としてはありがちな感じに進めたのだが。

結局殺しちゃったけど瓶は毒薬ではないかもしれず、生きてる方向で書いたらどんな風だったのかなという好奇心


③ 振り返り(最初の印象からの変化は?)

何気ない日常の一コマのような印象だったが、よく見たら日常的とは言えなかった。観察大事。あ、でも最初は倒れてると思ってたんだった…やっぱ事件だった。。

最後まで読んでいただきありがとうございます!サポートいただけたら筆者は税金と保険をらくらく払えるようになる、はず←