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あなたは論理派?直感派?結局どちらが大事なの?〜第5回授業はワークショップの開催&舘野ゼミの学びを再確認〜

皆さん、こんにちは!立教大学経営学部舘野ゼミ3期生の梅内彩菜美です。
最近風も冷たくなり、冬の訪れを感じるようになりました。

ところで皆さんは、何か行動を起こしたり意思決定をする際、今までの経験や調べた情報を元に判断しますか?それとも、「まずやってみよう」「やりたい!」などの直感や気持ちを重視して判断しますか?

舘野ゼミでは、このような対極するものに対してどちらかだけを選ぶ「A or B 」ではなく、「A and B」 の両取り「C」を考えることを大切にしています。
第5回目の授業はワークショップの開催並びに、そんな舘野ゼミが学んできたことについて、そして、それがどのように私たちの生活や社会で役に立つのかという2点について考えました。

時代・場所問わず様々な人にとってヒントになることばかりだと思うので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

1年生向けワークショップの開催
〜ビブリオバトル〜

 リクルート最後の対面イベントは、5つの本を使ってビブリオバトルを行いました。ビブリオバトルというのは、参加者同士で自分のお気に入りの本を持ち寄り,その本の魅力を紹介し合う書評ゲームです。今回は、通常のビブリオバトルとは少し異なり、舘野ゼミで学んでいる内容に関わる本をゼミ生たちが一人一冊プレゼンし、一年生に投票してもらうという形で行いました。同じ本でも、スライドやプレゼンの仕方に一人一人の個性が出ていたのが見所でした!


3期生のプレゼンの様子
一年生向けワークショップの様子


舘野ゼミで学んでいることは


取り扱った5つの本と問い
※LS :リーダーシップ。ここではチームへの貢献となる行動・態度を指す


 ここからは、上記5冊の課題図書を読み、それぞれの「問い」を考えた上で、私なりに考えた舘野ゼミで学んでいることを書いていこうと思います。

私は、舘野ゼミで学んでいることは、 ”創造性のある人になるために必要な考え方” だと思っています。

その考え方の軸となるのが「Playful(遊び心)」「Paradox(矛盾)」という二つのキーワードです。

「Playful(遊び心)」とは、物事に対してワクワク・ドキドキする心の状態のことを指します。舘野ゼミでは、Playful Thinking (どんな状況下であっても、自分とその場にいる人やモノを最大限に生かして、新しい意味を作り出そうとする姿勢)を育てる思考法を学んでいます。その原動力となる力を「Playful(遊び心)」と考えています。

 Playfulについてはこちらの記事に詳しく載っているので、気になる方は覗いてみて下さい😊

”創造性”と舘野ゼミが軸とする
Playful(遊び心)とParadox(矛盾)


皆さん、「創造性のある人」「クリエイティブな人」と聞いてどのような人を思い浮かべますか?
私は初め、「創造性のある人」というのは芸術家や成功を収めた経営者など極わずかな人達のことだと思っていました。

しかし、ゼミ内で数々の書籍を通して学んでいくうちに
”創造性(クリエイティブ)”は先天的なもの・ひらめきといった言葉では説明
出来ないほど葛藤や試行錯誤などがあり、複雑なものだと知りました。

”創造性(クリエイティブ)”というのは、人間のネガティブな感情とポジティブな感情、理性と直観、社会の正と負といった相反するように見える複雑な要素を整理し、掛け合わせることで新しい価値を見出す力なのです。

そして、誰にでも”創造性(クリエイティブ)” は磨くことができる
というのが舘野ゼミでの前提です。

そこで、創造性を磨くためには
「Playful (遊び心)」を育てること・「Paradox(矛盾)」を理解する必要があると舘野ゼミは考えています。

なぜ、「Playful (遊び心)」を育てるのか


 現代の社会で生活する私たちは感性や直観を見落としがちです。そして、論理的、理性的に考えることが重視される傾向にあると思います。しかし、創造性を発揮するにはどちらかではなく両方が必要不可欠です。そこで、感性や直観を働かさせる助けをするのが「遊び」です。

「遊び」というのは様々なものがあります。子供の頃にしていたごっこ遊びから、ゲーム、レジャー、映画鑑賞など、、、。何が自分にとって遊びなのかは、人それぞれだと思います。
しかし、誰しも遊んでいる時というのは、感情が動かされている状態、つまり”ワクワク”や”ドキドキ”などの感性や直観が刺激されている状態という共通点があります。

感情がポジティブに動かされる時、人は最もエネルギーに満ち溢れ意欲的になります。ビブリオバトルで用いた書籍の中にも、夢中になることの重要性や、ゲームマリオの製作者である宮本茂さんが遊びの名人であることが書かれています。

しかし、私たちは日々仕事や勉強に追われ、社会の「こうあるべき」「こうするべき」という見えない重圧に押しつぶらされ、感情を奥に仕舞い込んで物事を判断してしまいがちです。
そんな私たちの、感受性を育て刺激してくれるのが「遊び」なのです。


Paradox(矛盾)の理解とは


「友達と繋がっていたいけど、一人の時間が必要」「自分を表現したいけど、『目立ちたがり屋』って思われたくない」
こんな矛盾しているような気持ちを抱いたことありませんか?

私たちは、このような矛盾した要素について、A or Bでなく両取りのCを考える
方法を学んでいます。
人や社会の矛盾、その裏にある欲求や不満について知ることで
新しいアイデアを作りだすことが出来ると舘野ゼミは考えています。


舘野ゼミでの学びがどのように役に立つのか

 皆さんはVUCAという言葉を聞いたことがありますか?
VUCAとは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った言葉で、あらゆるものを取り巻く環境が絶えず変化し、将来の予測ができない状況を指します。

そして、気候変動、ITの高速な発達、コロナ感染拡大などの変化が大きい今
VUCAの時代と呼ばれています。

以前は、決められた仕事をきちんとこなすことが求められていましたが
VUCAの時代では予想できない事態が起こるため、これまでの過去の事例や常識が通用せず、データや論理・学説では対応しきれません。
曖昧な物事や予想不可能な事象に意味付けをし、自分で答えを出す、そんな実行力やマインドセットをする力が必要とされています。
そのためには、過去や常識が元となる論理的思考力直感・感性の両方が必要です。

舘野ゼミでは、両者のバランスを取るために、普段学んでいる論理的な考え方に対して、直感・感性を学んでいます。そして、Paradox(矛盾)を理解することで
世の中の矛盾から新たな価値を創造する力を身につけているのだと思います。

まとめ


3期生みのりによるSS5のイラストログです!

 最後に、見出しの問いの答えについて簡単に触れたいと思います。
最後まで読んだらなんとなく分かった!という方もいらっしゃるかもしれませんが、論理直感の両方が大切です。
「Playful(遊び心)とParadox(矛盾)の理解を通じて、”創造性”を磨き、
論理と直感を掛け合わせる力を身につけていこう!」
というのが舘野ゼミが目指している姿です。

舘野先生から頑張ったゼミ生達への差し入れ♪
ワークショップの集合写真



今回の記事では、ビブリオバトルを終えたゼミ生全員で考えた「舘野ゼミが学んでいることについて」私なりにまとめてみました。
創造性(クリエイティブ)が注目されるようになったのは、本当に最近のことなので、まだ発達途中の内容を言語化するのは難しくゼミ生たちも
ヘトヘトになりました(笑)

けれど、舘野ゼミがやっていることは説明が難しいからこそ言語化して
形にしていく作業に意義を感じる、そんなセッションでもありました。

最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
また来週のセッション振り返り投稿もお楽しみに(^^)


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