本の紹介_人生観とチーズはどこへ消えた
今回は本の紹介。
中学生か高校生くらいに初めて読んだ自己啓発本がある。スペンサー・ジョンソン著の「チーズはどこへ消えた」である。読書感想文に書いた記憶があるから、自身にとって相当”ショッキング”な本だったんだろう。
今でも自身の根底にある動機づけに対し、強いアシストを決めてくれている。
本の紹介「チーズはどこへ消えた」
この本は、ビジネスや個人の成長において重要な考え方を伝えるための物語となっている。
この本の主要なテーマは、次の2点だ。
変化に対する適応力やチャレンジ精神の重要性
成功を達成するためには自分自身又は自分が取り組む問題に対して新しいアプローチを見つけるという視点
主人公は、小さな4匹のネズミたちがそれぞれの価値観でチーズを探し求めて迷路の中を探索する物語となっている。
物語の舞台は、迷路という空間で、登場人物たちはそこで生活しており、物語の時代背景は特に明確に言及されていない。
物語の始まりは、登場人物たちが迷路の中でチーズを探し始めるところから始まる。物語の終わりは、登場人物たちが変化に適応する方法を見つけ、チーズを探しに出発するところで終わる。
この本に含まれるメッセージ性は次の2点だと理解している。
変化や困難な状況に直面した際に、前向きに対処する方法を教えてくれている。
変化に抵抗することが、人生で成功する上での大きな障壁となることを暗に示している。
興味深いエピソードの1つとしては、主人公たちがチーズを探し求め、発見するために必要な冒険をすることだ。また、彼らが自分たちが望む結果を達成するために自分たちの考え方を変える必要があることを学ぶ展開も大変興味深い。
この本の最も重要な要点は、「変化に適応する能力の重要性」だと思う。人生は不確実で変化することが多いため、適応能力があることが成功したり困難を克服するための重要な部分であることを教えてくれる。
概要を書くと、非常に堅苦しくポジティブシンキングへ矯正されがちと思われるが、実際に読んでみるとこの概要のほとんどはネズミたちの言動から指し示してくれるので読みやすい。
自己啓発本を一度も読んだことがない人で、すこし興味があるという人にはうってつけの本だと思う。
自分の人生へどう活かしたか
この本を読んで得た知識を自分の人生で最も活かせた瞬間は、大学1年生のときだ。一言で言えば「大学デビューした」で終わるのだが、自分自身にとっては相当大きな出来事だった。
自分の性格を物語る出来事として大学入る前は、
浪人生。高校3年生の時に軽い登校拒否していた事もあって、同じ高校出身の顔見知り数人が同じ予備校に通っていたが1年間だれとも喋らず過ごすほどの陰キャ
彼女ゼロ
カツアゲするよりされるほう(実際2回ほどされてた
アコギを親に買ってもらうものの、誰にも見せたり一緒にセッションすることなく、自分の部屋でポロンポロンと山崎まさよしの曲を弾き語り
高校生でオンラインMMOにのめり込んでしまう。当時そんな事を友だち界隈で話題にしようものなら、やばいやつ認定を即貰えるレベル
だったのが、大学入った後、
ダボダボ服装&ベースボールキャップ斜め被りHIPHOP男とバッチシメイク決めまくった女が闊歩するストリートダンスサークルに参加
大学構内で、人通りが多い通りの講堂のガラスを鏡に見立て、昼間っからダンスの練習を始めちゃう
サークル主催のクラブデビューで男女近距離会話上等
サークル男女仲間全員で色恋ありの雑魚寝上等
クラブでダンスイベントバトル参加。失敗すればブーイング確定。成功すれば大喝采。
今思い返して文章にしてみても、かなりぶっ飛んだ方向転換だった。
合同サークル勧誘会の日にダンスサークルに単身飛び込んだわけだが、飛び込む前は相当緊張していて
「チーズはもうここにはない!チーズはもうここにはない!自分から外にでないとチーズは見つからない!」
と頭の中でわけのわからない鼓舞の仕方で、サークルに入ったのを今でも覚えている。
方向転換できた着火点
ダンスサークルを選んだ理由もないわけではない。友人からたまたまもらったブレイクダンスミュージックのコンピレーションアルバム「Strictly B-Boy Breaks vol.1」を高校生の時に聴いていたからだ。これを聴いてダンスに興味を持った。
まさに「脳に雷が落ちた」レベルだった。当時聞いていたのはJUDY AND MARYとかのPOPミュージックばかりだったので、相当な衝撃だった。
こんなに聞いている人のテンションを変えることができる音楽は今後もう出会えないかもしれない。
ちなみにvol.2もあるが段違いでvol.1が優秀。
人生観が変わって得たもの
この自ら課した大きな変化に対して適用し、チャレンジ精神を持って人生観を変えた結果得たものは、紛れもなくこの本のおかげだし、その結果
明るく楽しく、前向きに考えて変化に対し果敢に挑戦する「仮面」という武器
一歩を踏み出すと失敗より様々な体験を獲得したり視野が広がるほうが多いという事実
を手に入れることができた。
そう。性格はだれも簡単には変えられない。もともとの内気で陰キャな部分は今もある。
もうひとりの自分というと語弊がある。
仮面を着けておくと素顔を相手に読まれない安心感があるとよく言われるが、これに近い印象を持てる。
この武器のおかげで、会社でも最初の人付き合いは安定しているし、このイベント以降のその他の大事な時はこの「仮面」を被ることで”とあるイベントを除き”より良い結果に繋がっていると思う。
また、一歩を踏み出すと失敗より様々な体験を獲得したり視野が広がるほうが多いという事実を得たから、色々調べた結果迷ったら挑戦してみる・始めてみる、というスタンスも獲得できたし、今も年甲斐もなくこうしてnoteを書いている。
”とあるイベント”についてはまた後日。
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