大学院に入ったら2ヶ月で研究室が解散になった話

みなさん、こんにちは、こんばんは。
やふへいです。
今回は、僕が実際に経験した大学院での研究室のお話をします。

研究室配属

まず僕の紹介をさせていただくと現在、NAISTという大学院で修士の2年生をしています。NAISTは学部がないので大学院試験を受けて入りました。そのお話はこちらにまとめてあるのでよろしければ読んでいただけると嬉しいです。

大学が変わったので当然研究室も変わりました。NAISTでは入試の際に志望研究室を記載して受験します。そして入学した後はそこの研究室に仮配属されるのですが、希望と受け入れ側の許可があれば研究室の移動を入学後にすることができます。僕は学部での卒業研究を通して興味のある専門が少し変わったので、入学後に他の研究室に入りました。

そこは国際性が豊かな研究室で、日本人は僕と博士課程の学生の2人、教授は海外に拠点があり、主指導教官は日本にいる助教の中国人の方でした。
英語力も身に付けたいと思っていた僕にとっては素晴らしい環境でした。
また、研究テーマも助教の先生と相談し無事に決めることができました。
(研究費の申請書を日本語に翻訳したのに、先生の提出が遅れて受理されないなどありましたが...)

研究室解散

その時は突然訪れました。いつものようにWeekly Meetingが終了した後に、助教の先生が「来月からこの大学から離れて、日本の某大学に行く。君たちは研究室を変えないといけない。」という旨を話されました。初めは僕の英語力がないため聞き間違いかと思いました。Meetingの後に日本語を少し話せる中国人の学生に話を聞いたら、やはり大学を離れるとのこと。頭が真っ白になりました。

それからは自分を受け入れてくれる研究室を探し、研究テーマを再び練り直しました。最終的には僕が入試の際に志望した研究室に受け入れていただくことが決まり、研究テーマも以前の僕の内容を汲んで決めさせていただきました。

現在は..

現在は、他大学に移られた助教の先生とも月1回程度の頻度で研究内容のミーティングに参加していただきながら修論研究を行っています。最初は戸惑いと不安が多かった研究室移動でしたが今では、会話のネタになって良い経験です。

日本人より海外で働く方が辞めるのがあっさりしているとは、イメージしていたものの大学教員でもこんなにさっぱりとキャリアを変えるのは驚きはありました。僕は卒業後は外資系の企業で働く予定なので、良い経験になりました。

結言

今回は僕に実際にあった研究室が解散になったお話を記しました。
客観的にみてもかなり珍しい体験をしたと思います。
結果としていまの研究室のメンバーにも恵まれ楽しい研究生活を送れているので、自分は良い運を持っているなと思います。

最後に繰り返し述べますが、今回のケースは極めて稀な例なので、受験生の方は安心して研究室を選んで良いかと思います。

それでは、今回はこの辺で。

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