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多様性との共存:リーダーシップの新たな試練

(この記事タイトルは、ChatGPT-3.5 に作成してもらいました)

私自身の部長面談の場においては、私から、例のお姉さまの話を話題にあげる。

一通り話すと、部長はいう。
「まあ……指導が思い通りに行かないところはあるだろうけど、あなた自身も、総務人事部門にいたときは、その上長も、同じ想いをしていたかも分からないよ?」

……それは、とどのつまり、当時、私が、上の指導を聞かず、自分の信念に基づいて業務を進めていたところもあったので……今の私と同じような気持ちを、当時の上長が思っていたのでは? ということなのだろう。

ただ、それは次元が違うだろ? と言いたい。

当時、私が上長から受けた業務命令は、違法かつ、道徳的にも社会的にもマイナスのような指導に対する反応だったのだ。組織人として――というか、人として NG のことへの拒否だったのである。やや古い喩えになるが、「いいから、街路樹に除草剤撒いて」と言われるようなものだ。

それに、今の自分さえよければ後はどうでもいいといったような、場当たり的でその場しのぎの、視野が狭く、かつ短期的な利益を追求するだけの命令で、それらに反論の余地も与えてくれない。要は、
「カラスは白だから、白で進めて。」
と言われて、いくら私が
「カラスは黒いのですが……?」
と言っても、聞く耳を持ってくれなかったのだ。

対して、このお姉さまの件は……単に、自身の能力不足により、単純な連絡調整すらままならず、アルバイト程度の仕事しかこなせていないことに対して私が苦悩している、ということなのだ。

ただまあ……内容の差はあれ、部下が言うことを聞かないという構図は、同じということなのだろう……。

 

お姉さまの、具体的な業務態度の説明に入る――この、空気が読めない感じ、スケジュール管理ができない点、口頭で指示が通らず文字で確認される点、対面を避ける業務の進め方――部長にそのような具体的な話をしていると、部長が言う。
「それ、(大人の)発達障害だろうね。」

そう。さすがの私もそうだろうと思っているのだが……部長は、さらに続ける。
「でも、今の時代は、そういう特性がある人も多様性の一つであって、そういう特性に合わせた指導をしていかないといけないね。」
と、先手を打たれてしまう。

これ、あっさりと言われるが……実は、意外と難しい……。

その前の直属の上長での面談や、支店長面談の場においても、同様に、私からこの話題をあげたが、そのどちらも、
「そういう人は変わらないし、どうしようもない(対処しようがない)よね。」
という感じで、さらっと終わったのだが、やはり部長だけはひと味違う。

ひと味違うといえば、私自身が、総務人事部門で潰され、1年間休んだ話をしたときの反応も、それぞれ三者三様だった。まず、上長は、
「まあ、こういう話は飲みながらやりたいね(笑)。」
と、さらっと交わす。支店長は、まるで占い師のように、笑顔でウンウンと頷き、私の話を全て受け入れてくれ、
「あなたは何も間違っていないよ。大丈夫。そこが特殊な環境なだけで、そういうところは他はないから。安心していいよ。」
という感じ。

ただ、部長は、
「それは、今後、自分自身で乗り越えないといけない壁だね?」
という感じで、答えを丸投げされる。いや、それはそうなのだろうか、その辺の解が未だ見えないので、相談したのだが……。

部長は続ける。
「あなたも、リーダー格からさらに上に上がったら、そしてまた、本社に戻ったのなら、どうしても社長と近くなるし、そうすると、そんな場面はいっくらでもあると思う。その中で、自分がどのように消化していくか、消化できるか……。とりあえず、今回私は、リーダー格から上に上がれるように推薦しておくけど、その辺、自分自身で消化できないと、これからも辛いかもね。」

ていうか、部長! 昨年度は、私自身が「そのような気持ち」になるまで、上に上がるのを推薦しない、と言っていたではないか? 私はまだ、そのような気持ちになってないのだが……。

まあ、私が上に上がりたくないという話は、部長には、単なる甘えというか楽をしたいというようにしか聞こえていないのだろう……。

 

話をお姉さまの話に戻すが、まあ、私も、「彼女の特性に合わせた指導をしていかないといけない」というのは、充分に分かっている。ただ、頭の中では、そう分かっていても、その渦中にいる私としては、どうしても日々イライラしてしまう。

そして、私自身も、彼女と毎日バトルすることが最適解とは思っていない。現状、お互いが不幸になっているのも分かる。

とはいえ、彼女にだけそんなに手厚く指導する、というのはどうなのだろうか? 周りから見たら、えこひいきというか、不公平に写らないだろうか? 私とは性別も異なるし、変な目で見られるのも不本意だ! 当然に、個人的な好意など全くない!!

まだ、彼女自身が、自らその症状を認識し、周りにカミングアウトしてもらえれば対応もとりやすいのだが……。現状、彼女本人からは、そのような兆しすら感じられない。

部長は続ける。
「あなたが、さらに上に上がったら、このお姉さまのような人と関わらないといけない場面も増えてくると思う。なので、今は、すっごくいい勉強になっていると思う。」

本当なのだろうか?

いずれにしても、私もお姉さまも人事異動対象ではないから、もうしばらくは同じチームでやっていかないといけない。今後、チーム内の担当替えや席替えをすれば、お姉さまと関わる頻度も減るが……チームリーダーという立場上、関わりをなくすことはできない……。

近くのチームでは、やはりチームリーダーとうまくいっていない人がかなり悩んでいたりもする。そんな中、私はまだ、このお姉さまと可能な限り向き合って、どうにかやっている方だとは思う……のだが……。

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