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ファミコン版信長の野望「全国版」を楽しみながら早く全国統一するヒント(WindowsXP 版の信長の野望を Windows10で起動させるヒントのオマケもあるよ)

 ひょんなことから、信長の野望 全・国・版(以下、単に「信長」又は「全国版」。)を無性にやりたくなる。今、ドラクエ2も飛龍の拳2もプレイ途中であるが、やりたい時にやっておかないと、今後、後悔しそうだったので(以下、略)。

 その前に、私と信長との出会いから振り返りたい。

 

○私とファミコン版信長との出会い

 始めて信長をプレイしたのは、小学生の時だった。兄(3人兄弟の一番上。以下同じ。)が、友人宅で MSX 版の信長をプレイし、ひどく感銘を受けたようで、ぜひ、我が家でも兄弟でやりたい、ということになった。その時、我が家には MSX はなかったので、ファミコン版の信長を買おうということになる。

 当時、我が家でファミコンソフトを買うときは、兄弟の共同貯金から買うシステムだったが、私は、歴史にもあまり興味がなかったし、値段も9,800円と高価で(当時、ナムコゲームの一部は、3,900円で売られていた)、信長を買うことにあまり乗り気ではなかった。しかし、結局は、兄の強い意志に根負けし、買った記憶がある。そして、手に入れたカセットの大きさとマニュアルの分厚さ――こんな難しそうなゲーム、私にできるのだろうか。無駄遣いにならなければいいが――そんなことを思っていた。

 早速、兄弟3人でプレイ開始するが、とにかく待ち時間が長い。一度戦争に入ると、20分近くは待ったのではないか。その間に、ファミ通を読んだり、コロコロコミックを読んだりして時間をつぶす……いやぁ、懐かしい記憶だ(笑)。さすがに、コンピュータ同士の戦いは見ない設定にしていたが、それぞれの兄弟の直轄地が増えていくたび、ひと季節終わるのにも、1時間では済まなかった気がしている。

 そして、最終的には、兄弟同士の戦いとなり、(なぜか決まって)毎回兄が勝つようになっていた……。まあ、私の場合は、勝ち負けよりも、主に内政に力を入れ、平和な国づくりが好きだったのだが。

 その後は、兄が同じく友人宅で「武将風雲録」にはまり、MSX 本体ごと借りてきたのには驚いた……が、このおかげで、私も MSX に触れることができ、その後、パソコンや BASIC にハマってくるきっかけにもなった。武将風雲録もそれなりにやった記憶はあるが、さすが MSX。非常に高速で快適な動作だったのは印象に残っている。茶器もよかった。

 ただ……ファミコンと違って、電源ONと同時にゲームができる訳ではなく、フロッピー読み込みに始まり、実際にゲームを開始するまでに、2分近く待ったような記憶もある。この部分だけは、快適とは言えなかった。

 

○スーファミ版の入手

 話は、全国版の話題に戻す。

 その後は、しばらく信長から離れていたのだが、大学生の頃、友人の家で、スーパーファミコン(以下、「スーファミ」。)版の信長を目にする。ゲーム画面構成というかメニューの選択や色のついた日本地図などが、武将風雲録のようだったが、やはり中身は全国版というか、バージョンアップした全国版とでも言えようか、なんとも面白そうだった。昔は、あまり楽しめなかった全国版も、懐かしさも手伝い、結局、中古で手に入れてしまう。

 しかし、ショックはすぐにやってきた――ファミコン版で当たり前のようにやっていたテクニックが通用しないのだ!

 そのテクニックとは――どの敵国とも隣接していない国(以下、「無敵地帯」。)では、その国の兵力を0にして、完全な内政中心の国(商業国(ただし、街の価値が上がりきったら生産国)に委任する。以下、「商業国など」。)とし、余った兵力は、敵国と隣接している国(以下、「最前線」)へ移動させる。また、商業国などで生産されたお金やお米は、タイミングを見て最前線へ輸送させ、最前線の国では、集まったお金で兵を雇うのだ。

 そう。ファミコン版では、兵力が0の国は、なぜか謀反(むほん)が起きなかったのだ(以下、「兵力0では起きない謀反」。)。そもそも兵がいない訳だから、反乱を起こす兵もいないということなのだろうか。

 しかし、スーファミ版では、その兵力0の国にもかかわらず、すぐに謀反が発生し、兵がいないから、すぐに国を取られてしまうのだ。そして、その周辺も同様に兵力0の国が多いため、次から次へと占領され、内部崩壊の連鎖が始まり、手のつけようがなくなってしまう。

 つまり、スーファミ版は、ファミコン版とは仕様が違っていたのだ。

 よって、スーファミ版においては、その無敵地帯にも兵力を50くらい残しながら全国統一を目指したのだが……結果、ファミコン版よりも難易度が上がり、あまり楽しめなかった覚えがある。

 

○やはりファミコン版がよい

 本格的に信長にのめり込んだのは、実は、それから10年近く経過してからだった。就職して一人暮らしを始め……その後、転職して少し余裕が出てきた頃だっただろうか。ゲーム機の時代的には、Wii が出ていた頃だと思うが、とにかく、私ひとりで自由にファミコンを占有できるようになってからだ。

 そして、何度か信長をプレイしていくうちに、1つの勝ちパターンが確立されていく。詳細は、後述するが、最北端の第1国の蠣崎(かきざき)で始め、9年(36季節)程度で全国統一をした記録が残っていた。全部で50カ国なので、特に後半は、毎ターン戦争ばかりで、1季節に複数の属領国から戦争をしたり、その後、勝ち取った国でターンが回ってきたら、すぐに戦争……というようなことをしないと、この記録には届かない。このようないい循環のなるためには、運の要素も大きいだろうが、まだまだ記録も縮められると思う。

 ただ、だいぶ飽きてきたので、これ以上は突き詰めることなく、突然パッタリとやらなくなったのだが、しばらくして、また新たな移植版を見つけてしまった。

 

○Windows 版について(オマケはこの項目内にあり!)

 そう。ひょんなことから、Windows 版が売られていることを知ったのだ。

 これは、「コーエー定番シリーズ 信長の野望・全国版」(以下、「定番シリーズ」。)というもので、PC-9801 版の移植ものと言われていた。武将風雲録を MSX でやってみて、やはりファミコン版とは違ったテンキーによる操作が快適だったし、身近な Windows でできるのであれば、ぜひやってみたいと思ったのだ。また、PC-9801 版の発売は、ファミコン版が出る前よりも前だし、スーファミ版よりもファミコン版に近いのではないか? そう思い、結局、手に入れてしまう……。

 ……が、スーファミ版同様、なぜか兵力0の国で謀反が発生したのだ!

 これは、あまりにもショックで、この時は、結局、最後までプレイすることもなかった。ノートパソコンでのんびりやろうと、はりきって、わざわざ外付けテンキーまで買ったのに、これも無駄な出費となってしまった。

 

 ちなみに、余談だが、今回、この記事を執筆するにあたり、この定番シリーズを Windows10 で起動させようとするが、どうもうまく行かない。

 幸い、最近、私は、レトロゲーム関係のインストールについて、いろいろと研究したばかりだったので、動作環境外で起動させるノウハウは蓄積されていると思っていたのだが……、

この記事の内容では、まだまだ不十分だったようだ。

 今回、改めて調べたところ、この定番シリーズを起動できない理由は、どうもこの CD-ROM に施されている SafeDisc という複製防止技術が Windows10 でサポートしていないことによるもののようだ。

 この問題を解決させるためには、別途、Windows10 に SafeDisc 関連のドライバをインストールすればよさそうなのだが……この辺については、私が執筆するまでもなく、他のサイトに詳細があるため、今回、私からは詳細を記さない(「定番シリーズ SafeDisc Windows10」などのキーワードを元に、各自検索をされたい。)。

 

 さて、話を本題に戻すが、この定番シリーズが Windows 10 にインストールできない代わりというか、正式に Windows10 に対応した全国版は、現在、Steam で販売されているようだ。それを買い直してもいいのだが……実は、コメントによると、

こちらも、兵力0の国で謀反が発生するようなので、またもや買う気もなくなった。

 

○私の勝ちパターン(攻略法)とは……?

 さて、前置きが長くなったのだが、以下、私の勝ちパターン、というか、私なりのこのゲームの攻略法を簡単に紹介したい。基本的に、ファミコン版、かつ、コンピュータの強さ1で確認したものであるが、他の機種でも、一部、活用できるものはあるかと考える。

 

 ・大名選び

 まず、大名選びについては、前述した第1国の蠣崎がオススメだ。全国版をちょっとでもやったことがある人なら、
「え? こんなEランクの大名で?」
と思うかもしれない。しかし、蠣崎の場合、隣接国がわずか1つのみであり、加えて、その1つの隣接国も同じくEランクの大名なのである。また、日本の最北端なので、単に南方向のみに突き進めばよく、全国統一までを効率よく進められる。それに、何よりも名が「よしひろ」だからである(笑)。

 次点として、最南端の第50国の島津(しまづ)も悪くはないが、周りの環境などを総合的に勘案すると、やはり蠣崎の方がやりやすい。

 信長初プレイであれば、第25国の織田でもいいのだろうが、織田で全国統一するためには、勢力を東西に分ける必要がある上、尾張には隣接国が多く、その中には家康などの強豪もいる。内政に時間をかけ、セオリーどおりじっくりとゲームを進めるのであれば、織田でも面白いだろうが、蠣崎では、また別の面白さがある。

 

 ・ゲーム開始前

 実は、このゲームは、ゲームが始まる前から、すでにゲームが始まっている。何のことではない。大名の各能力を決めるルーレットの話である。

 まず、健康(けんこう)は、最低でも100は欲しい。能力値が3桁あるという見栄えだけでなく、実は、健康は、基本的に減っていくだけだからだ(休養コマンドにより回復は可能。)。これが減ると病気がちになるし、病気になると戦争などにも影響が出てくる。

 次に、野心(やしん)だが、今後、戦争に勝っていけば増えていくようなので、極端に低値でなければ気にしなくていいだろう。運(うん)も、今後、ランダムに変動するようなので、気にしても仕方がない。魅力(みりょく)も、今後、委任をして生産国にでもすれば、自動的に増えてくれるので、同様にそんなに気にしなくてよいだろう。知能(ちのう)も、野心に同じだ。

 

 ・戦争における考慮したい事項

 いきなり戦争について書き始めるが、それは、特に蠣崎で始めると、一度も命令をすることなく攻められ、戦争となることが多いからだ。

 戦争については、①攻め込んだか攻め込まれたか、②敵国の兵力は自国のそれと比較して多いか少ないか、③敵国に大名がいるかいないか――などで、対策が異なってくる。

  【戦争全般】

 まず、戦争全般について記す。自国と敵国の兵力を比較し、敵国の兵力の方が少ない場合は、敵軍は、基本的に各部隊を分散して配置する傾向がある(例外もある)。だからこそ、守られていない敵国の第1部隊を狙いやすくなる。敵国の第1部隊に大名がいれば、なおよいが、いない場合でも、とにかく第1部隊のみを集中攻撃する。そのため、自国の大量の第2部隊などを隣接させて配置できればなおよい。なお、攻め込む側は、城、城の周り及び街には配置できない。

 ここで、第1部隊をやっつければ、残った兵力は自国のものとなるし、同時に大名も倒せば、その大名の直轄地を全て手に入れることができる。そのため、大名がいる第1部隊は、こちらの大量の部隊が隣接すれば決まって逃げてくれる(当然に、逃げ込める隣接国がある場合に限る。)。その場合も、残った兵力は自国のものとなる。

 また、大名がいる場合は、大名がいる軍の各部隊の攻撃力が上がる。

  【攻め込まれた場合】

 次に、攻め込まれた場合について記す。まず、どの方向の国から攻め込まれたかで、敵軍が配置できない場所が決まっている。

 例えば、蠣崎で始めた場合は、第2国からしか攻めてこられないが、第2国は南側であるため、敵軍は、下3段しか配置できない。よって、自軍を配置する場合は、このことを考慮した上で、敵軍がどの場所に配置したとしても、即、先制攻撃できる場所を見越して配置するとよい。

 うまく行けば、攻め込まれたとしても、大抵の場合は返り討ちにすることができる。慣れないうちは、多少リセットすることもあるかもしれないが、慣れれば、ほとんどの戦いで奇襲攻撃が可能になるだろう。これにより、兵力もお金もお米も手に入り、戦争をするたびに有利になっていく。特に最序盤は、お金がないと何もできないし、攻められたらラッキーくらいに思っておくとよい。最初の戦争に勝てば、今後、もう二度と大名が倒されることはないだろう。これでもう、蠣崎で全国統一をしたのと同じだ。

 当然に、明らかに敵国の兵力が多ければ、どんなに対策を立てても勝ち目はないが、こちらの落ち度がない限りは、あまりそのような場面に出会ったことはない(これは、強さ1だからかもしれない。)。

 なお、部隊編成については後述するが、このように、最序盤の戦争では、攻め込まれた場合を考慮し、標準の全5部隊の編成のままがいいだろうか。

  【攻め込む場合】

 次に、こちらから近隣国へ攻め込む場合を記す。基本的には、攻め込む国の大名が逃げられる国がある本国(以下、「戦争候補となる国」。)に対して戦争を仕掛けることになるが、その際、こちらから攻め込む自国は、勝ち取ったあとに無敵地帯となる国がよい。そのような国がない場合でも、なるべく隣接する敵国が少ない自国から攻め込むのがいいだろう。

 加えて、敵国の兵力よりも最低でも1少ない数で攻めるのがよい。こうすることで、前述のとおり、敵軍の各部隊が分散されて配置され、敵国の第1部隊が守られないからだ。自国の兵力にもよるが、たとえ戦争可能国が1国しかなくとも、この傾向を利用し、全兵力で攻めることなく、戦争で勝ったあとに残りの兵力を移動させた方が、兵力は温存できる。ただし、その場合は、その分季節を消費することに注意したい。

 また、敵国の兵力が極端に少ない場合は、それよりも少ない兵力で攻め込むと、戦争で勝っても、すぐにまた攻め込まれたりもする。隣接自国の兵力に余裕があれば、そこからの兵移動で対応できるだろうが、この辺の攻め込まれるリスクを考えたら、自国の兵力を多くして攻めた方がいい場合もあるだろう。

 敵国の兵力よりも多い兵力で戦争をする場合は、敵軍は、基本的には第1部隊を守るような配置となるが、なぜか、敵国の第5部隊だけは、こちらの第2部隊以下に目もくれず、第1部隊をめがけてやってくる。その場合でも、兵力を少しでも減らさないために、例えば、自国の第3部隊を柱として、それを中心として左右どちらかに回るように逃げれば、敵の部隊から永遠に逃げ回ることもできる。当然に、ある程度のスペースは必要だが、第3部隊がいれば、このように第1部隊を守ったり、日数を稼げたりもする。その間に、自国の第2部隊が、敵国の第1部隊に隣接すれば、敵国の第5部隊も撤退して守りに入り出す。こうすることで、敵国の第5部隊も自国の第1部隊も第3部隊も減らすことなく、兵力を温存できる。この辺を考慮した編成については、後述する。

 なお、戦争候補となる国が複数ある場合は、敵国の兵力や攻めやすい地形かどうかも参考にしたい。これは、攻略本などのマップがあれば助かる。今や攻略本も、古いものにしては比較的良心的な価格で手に入るが、次のサイトも非常にオススメだ。

 また、本国かどうかを調べるには、婚姻(こんいん)コマンドを使えばよい。ここで表示される国が、大名がいる国だ。当然に、これを確認したらキャンセルすればよい。

 

 ・新しい国を取ったあとに速やかにやりたいコマンド

 新しい国を取ったあとも気が抜けないのは、このゲームをやったことがある人なら分かっているだろうが、改めて押さえておく。

 ここでいう「新しい国を取った」とは、戦争でその国を勝ち取った場合、同時に大名を倒し、その直轄地も併せて手に入れた場合、忍者による暗殺や寿命により大名が死亡した場合における空白地を入札で手に入れた場合などがあるが、これらの国については、まだ、自国の仕様になっていないのだ。

 具体的には、部隊の編成と年貢率の改定だ。

  【部隊の編成】

 まず、部隊編成については、兵力が多くなった場合などに、1回の攻撃は耐えられるように、第1部隊に5%は欲しい。「ここを1%とすべきだ」という攻略も見かけるが、これだと多少、心もとない。また、経験上、10%だとやや余る感じでもある。

 次に第3部隊だが、同じく5%がいいだろうか。第3部隊不要論もあるが、前述のとおり、第1部隊を逃がす場合の柱の役目としても使える。

 第4部隊及び第5部隊は、最序盤の攻めこまれる場合を除き、原則不要だろう。

 そして、残り90%を、全て第2部隊に当てる。

 なお、ファミコン版では、戦争で勝ち取った国の編成は、その部隊編成の状態が引き継がれるが、パソコン版など、他の機種では、この編成状態を引き継がないものがあるようだ。つまり、戦争後は、ほぼ間違いなく再度編成の必要があり、1季節無駄に消費することになる。これだと、ファミコン版のように、早急にクリアすることは非常に困難だろう。

 とはいえ、ファミコン版においても、大名を倒したあとに手に入った本国以外の直轄地や、入札で手に入れた国については、編成が引き継がれないため、再編成が必要だったと記憶している。注意が必要だ。

 編成については、上記までが原則だが、前述したとおり、最序盤において、攻め込まれることが想定されいる間は、標準のままでよいだろう。状況が落ち着いてから、タイミングを見て調整したい。

  【年貢率の改定】

 また、年貢率については、私の経験上、55%がよさそうだ。これは、私の個人的な経験に基づく感覚的なものであり、根拠はないのだが、60%だと比較的一揆が頻発していたため、それを少し下げたものだ。もしかしたら、もう少し60%に近づけてもいいのかもしれないが、この辺は、プログラムを解析したら最適解が見つかるかもしれない。

 ただし、一揆が起きた場合にリセットすることを前提とするなら、もう少し上げてもいいのだろうが、100%まであげると、季節ごとに民忠が減っていったような記憶もある……。

 とはいえ、この55%でも一揆が起きないという訳ではない。中盤から後半にかけて、お金に困らなくなった頃には、45%ぐらいでもいいかもしれない。

 現実問題として、具体的には、新しく手に入れた国の年貢率が、すでに、だいたい55%に近ければ、あえてジャスト55%にまでにする必要もないだろう。この微調整で1季節消費するのであれば、他の別のことをやった方がよい。要は、60%以上なら55%まで下げ、それ以外は、お金に困ってなければあまりに気しなくてもいいだろう。

 それよりも、どんどん戦争をして、兵力を合併吸収した方が効率がいいし、商業国などが増えれば、どちらにしても、すぐにお米も余ることになりがちだからだ。

 

 ・ゲーム開始直後に優先的にやりたいコマンド

 さて、ここに来て、ようやく最初の命令でやりたいことを記す。念のために記載しておくが、最初は、メッセージスピードやアニメーションの設定を自分にあうように変更しておきたい。

 その後については、基本的には、前述の「・新しい国を取ったあとに速やかにやりたいコマンド」に準じる。

 

 ・上記以降

 とにかく早期クリアを目指すのであれば、基本的には「戦争」に尽きる。戦争で「上手に」勝てば、お金もお米も兵力も手に入るからだ。戦争における注意事項については、前述の「・戦争における考慮したい事項」を参照されたい。

 内政をやって、お金や兵力を増やしてもいいが、蠣崎の場合、元々国力が弱いだけに内政するにしても効率が悪く、相当の期間を要する。そして、内政が完了する頃には、隣接敵国も強くなっている。それならば、いつ攻めても同じなので、なるべく早く攻めた方がよいのだ。

 過去に攻め込まれ、一度でも防衛しているなら、まず勝てるだろうし、それ以前に、その攻め込んできた国が、すでにその隣接国から攻められていたりもする。いずれにしても、それぞれ戦争直後なら弱くなっていることが多い。このタイミングを逃さない手はない。

 戦争を繰り返していくたびに、どんどん無敵地帯ができる。繰り返しになるが、その無敵地帯は、兵力を0にして、完全な内政重視の商業国などにするのだ。

 特に最序盤について、どうしても他に打つ手がない場合は、近隣国に謀反や一揆が起きるのを待つのもいいだろうし、待てなければ、適当な兵力で負け戦をしかけ、軽くジャブを打ってもいいかもしれない(兵力に余裕がある場合。)。または、暗殺も1つの手だろうか。仮に入札に失敗しても、近隣国に混乱を起こせるだろう。

 その他、特にやることが見つからなければ、民忠や平忠を一揆や謀反が起きない程度(最低でも70~80程度?)に上げておきたい。

 

○兵力0では起きない謀反の正体はバグ?

 次のサイトによれば、この「兵力0では起きない謀反」の正体はバグのようだ。

 詳細は記載されているとおりであるが、一部該当箇所を、次のとおり抜粋する。

「FCに移植されてから5年もの歳月を経た1993年、SFC等への移植ラッシュが始まった。かなり改良されて遊びやすくなっている。(中略)兵士0で謀反が起きないバグが修正された。兵士0だと即敗北である。」

 また、次のサイトにも、この辺の情報がある。

 同じく抜粋する。

「PC-88版、MSX2版では、兵士数を0にすると謀反が起きなかったが、PC-98の後期版、ウィンドウズ版では兵士数0でも謀反が発生する。」

 ということで、遊ぶなら、ファミコン版、PC-88版、MSX2版、PC-98前期版をオススメしたい……が、あまりにも昔の作品となると、今度は、編成が引き継がれない問題もあるようだ。取り急ぎ、ファミコン版では、兵力0では起きない謀反のバグがあり、編成も引き継がれることは確認ができている。それ以外の作品については、今後の研究課題としたい。

 

○楽しさは人それぞれ

 本当に早くクリアしたいのであれば、暗殺をしまくった方が効率がいいのかもしれない。でもそれだと、なんとも味気ない。

 その反面、上記の攻略法では、戦争で勝てる醍醐味も味わいつつも、兵力も増強していく。うまく行けば、一度も兵を雇用することなく、東北地方を統一することもできるだろう。このように、なるべく戦争による犠牲者を出さずに、国を増やしていくことに、私は喜びと楽しさを感じるのである。

 武将風雲録も面白いが、全国版にしか味わえない面白さはここにある。

 さて……ということで、現在、この記事を執筆しながら、軽くテストプレイしているところであり、東北地方を統一したところであるが、肩慣らしというか、準備運動が終わったような感じなので、また改めて、最初から始め、全国統一までの最短記録を目指したい。

 しかし、改めて思うが、一番最初の攻められる戦争が本当に面白い。メッセージスピードも変えていないので、遅くてかったるいのが困りものだが……。

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