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(写真は関係ありません。)

これは、もうじき齢23になる女による、ぐっだぐだな走り書きである。


これまでたくさんの人たちから、たくさんの言葉を貰ってきた。個人的には人間はそれまでの人生で使ってきた言葉、或いは貰った言葉でできていると考えている。

ただ残念なことに、私の頭を支配していたのはネガティブな言葉ばかりだった。

「きもい」「のろま」「ブス」「豚」「変なの」「箱入り」

「もっと周りの人みたいに普通にならないと」

「自分なんか何の価値もない」

「私は間違ってはいけない、完璧でなければ認めてもらえない」

そうやって自分にはキツく当たって、意味もなく虐めた。
その癖、他人に嫌なことを言われたり、やりたくない事を押し付けられても平気で受け止め笑顔を振り撒いていた。

特に容姿に関しては、人一倍敏感だった。幼い頃から自分の見た目に自信がなくてそのせいでいじめも受けたし、自分が大嫌いだった。

腫れぼったい一重まぶた、分厚い唇、四角くて彫りの無い顔。体型は土偶だ。不細工で、たいして能もなくおまけにスタイルも悪い自分…
みんな可愛いのに、かっこいいのに、自分は生きていていいんだろうかと思った。


そんなネガティブな価値観が、大学にあがると覆された。
時代の流れ的にも「多様性」「ボディポジティブ」という考え方が許容されるようになったからなのか、ようやっと自分に少し自信が持てるようになった。

それに。

私のパーソナリティに対して「素敵だ」「かっこいいじゃん」「セクシーだよ」とポジティブな言葉をくれる人たちに出会うことができたのだ。
嘘でも他人に一度承認されると、ちょっと勇気が出る。(笑)

だから、今は「自分のままでいいんだ」と思える。今は自分が好きだ。
たとえ世間の言う美人やオシャレさんじゃなくても、枠からはみ出てもいいじゃない。みんなに好かれなくたっていいじゃない。喧嘩上等だよ。(笑)
私は私のままでいたいと思っている。



先日、無事に私は大学に復学した。新しい環境として選んだ研究室は、案外自分が想像していたよりもアウェー感は薄く、すんなりと溶け込めそうな気がした。

新しい環境下で挑む、二度目の正直の卒業研究。テーマは『らしさ』だ。

私自身がこの言葉や価値観に惑わされ、苦痛を味わってきた。きっと私にしかできない表現の可能性がこのテーマにあるんじゃないか。そう思ったのだ。

みんなそれぞれ美の基準が違っていていいものだ。なのに世の中には、自分の価値観を他者に押し付けることによって快感を得ている人たちがいる。

みんなそれぞれ生まれ持ったものには価値があるのだから自信を持っていいし、誰に恋したって愛したっていいし、本来みんな自由なはずだ。

これまで学んできたことを生かして批判/批評ではなく、社会が抱える『らしさの偏見』に対するやんわりとした抵抗をしたいなと考えている。


文にまとまりがなくなってきたので。(笑)最後に一言添えて、終わりにしよう。


「らしさは自分で築き上げるもの。あなたはあなたのままでいい。」

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