見出し画像

わたしの読書遍歴ー小学生編ー

読書好き・・・、とまではかないが、まぁまぁ本は読む。
音楽遍歴に続き、読書遍歴も記していきたい。

│ルドルフとイッパイアッテナ

小学校の時、読み聞かせの時間があり、先生が読んでくれた好きになった本。いつもいつも続きが気になって仕方なかった。

この本の著者はルドルフという猫。
人間の字が読み書きできるイッパイアッテナという名前の猫に、字を教わったルドルフがチラシの裏に書き、作家の家の前に運んだそう。そのチラシに書かれた文字を、作家さんがワープロで原稿に起こして出版した。

・・という「あとがき」に書いてあった話を私は中学1年生位までガチで信じていた。私もいつか猫を飼ったら、イッパイアッテナの飼い主のように、猫に字を教えるんだ!と猫を飼うことを夢見ていた。

イッパイアッテナという名前の猫は天才で、図書館に忍び込んで読書をする猫だった。だから他の猫よりも知識がたくさんあり、外国の事も知っている。ケンカも強いが、ただ力が強いだけでなく、仲間を守るも意識も強い、人情味あふれるとても優しい魅力的な猫。イッパイアッテナにいつか会ってみたいなぁと本気で思っていた。

大人になってから続編の「ルドルフ ともだち ひとりだち」を購入して読んだが、この話がまた泣ける。久々に調べたら続編やスピンオフ的な作品も出てたみたい!!子供の頃の夢が続いているようで、とても嬉しい。全巻読んだら、またnoteにレビューでも書きたい。

│ドリトル先生シリーズ

動物と話せる獣医師、ドリトル先生とその助手スタビンス君(トミー)、そして先生と暮らす様々な動物たちのお話。

例に漏れず、このお話も「本当だ」「ドリトル先生は実在する」と中学1年生位まで心の底から信じていた。全部で13巻あるが、第8巻「月へゆく」の途中で卒業してしまい、続きは読んでいない。これもいつかちゃんと最後まで読破したいと思っている。

とても古い本なので、翻訳の言葉もかなり独特だった記憶があり、
「〇〇かしら?」は
「〇〇かしらん?」と、語尾に”ん”がついていた記憶があり、真似していた記憶がある。

挿絵や、物語の描写も独特だった。食事のシーンについては、かなり細かい描写が書かれていた記憶がある。ドリトル先生はあまり裕福ではなかったので「ドリトル先生が食べているご飯は本当においしいのかな?」と本を読みながら思ったこともある。また、弟子のスタビンス君のことをとても羨ましく思った。私も学校に行かないで、ドリトル先生の弟子をやりたいなと切実に思っていた。

│2つの物語に感化されて…

どうしても動物としゃべりたい!と思った私は、給食のパンを少しだけ残して持ち帰り、ベランダに置いてすずめが食べにくるのを待った。

すずめを餌付けして、そこからドリトル先生のように、クチバシの動きですすめが何を話しているか読み取り、まずはすずめと会話できるようになろう。その次に、イッパイアッテナの飼い主のように、すずめに文字を教えたり、すずめに他の動物を紹介してもらうように頼もう、と真剣に思っていた。

…が、計画実行の3日あたりに、母親に「なんでここにパンがあるのよ!」と言われて、「すずめを飼おうと思っている」と伝えたところ、「汚くなるからやめてちょうだい!それに、すずめより先に虫が食べにくるわよ!」と一喝され、虫はキライだったので「それは嫌だな」と思い即日諦めた。

「いやいや、オウムか猫を飼ったほうが早いんじゃない?」という話なのだが、私自身が様々なアトピー持ちだったのと、母親が動物嫌いだったので、正攻法では責められなかったのだ。なので「近くにいる鳥=すずめ」という短絡的発想にいたったのだ、、、という、淡いお話でした。。。
というか、読書というか、、、最終的に動物の話になってしまいました。

あ!そいういうことか!
未だにYouTubeで猫動画や多頭飼いの動画を観ちゃうのは「ルドルフとイッパイアッテナ」と「ドリトル先生」の影響が無意識に刷り込まれているのかも。自分でも「なんでこんなに飽きずに見れちゃうんだろう?」と思っていたので、今、note書いていてその謎が解けました。

ちなみに、一番スキな猫は「つなまよ」です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?