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そうだ、金持ちになろうぜ!*日本列島意識改革


アメリカのカオスを歌う。
南北戦争はいまだ続いているという証拠だ。
かつて、奴隷制度を続けるよう訴えた南部連合の首都がリッチモンドだ。
映画【風とともに去りぬ】は肌の色が交じり合って暮らす
南部の生活を描いているが、黒人は奴隷という名の階級の中で暮らした。
大規模な農園の働き手として南部では必要とされており、
北部では前時代的な奴隷制度には
国としての対外的なメンツの意味で無くしたかったし、
工業化が進んでいたので、労働力が必要だった。
名を取るか実を取るかみたいな話な気もするが、
南部の経済は崩壊し、黒人差別は根強く残り、
リッチモンドを起点にした対立は、
アメリカ国民なら誰でもイメージとして投影できるということだろう。

働いてもらうのはクソみたいな賃金、と歌うが
日本における賃金はアメリカのクソにほど遠い。
中国の億万長者は日本の人口位いると言われているが、
インバウンドの需要で中国人以外の外国人もどんどん入って、
テレビや動画などのインタビューでうすうす気づいてると思うが、
日本の賃金はタンポポの綿毛のようだ(綺麗に表現しました)。

ただしインフレ率が低いので、
現状タンポポの綿毛みたいな賃金でもなんとか頑張って暮らしていける。
平均というのは、ひと月10万円で暮らす人が5人いても平均は10万円だが、46万円、1万円、1万円、1万円、1万円の5人の場合でも、
平均は10万円だ。中央値を見る必要がある。

子供の7人のうちのひとりは、貧困の中で暮らしていると言われてきたが、数字では改善されてきている。しかし、いわゆる数字のマジックであって、その内容はもしかしたら、今後はさらにひっ迫する経済状況の中に
置かれる可能性もぬぐい切れない。

そんなボンビー日本では、津々浦々に市民社会が機能しているという
恩恵のもとで何とか多くの人が清貧な生活を送れている面もあるとは思う。
アメリカあたりの貧乏とは頭が悪く、汚くて、子供をたくさん生む、
というイメージらしいが日本では違う。
それでも若者の自殺率はG7諸国と比べて高い。

https://www.mhlw.go.jp/content/r4h-1-1-07.pdf

自殺率を見るとうんざりするほど希望が無くなるが、
隣国と比べることで見えてくるものがある。
「耐えがたきを耐え、忍び難きを忍び」という昭和20年の継承は
アメリカにおける「分断の象徴リッチモンド」と同じく、
この令和の現在でも生きている。
タンポポ綿毛の賃金でありながら、戦後から続く経済戦争の中では
ひとりひとりの努力で国が成り立っていることが証明されている。
政府の質より国民の質が素晴らしいのは自明の理ということだ。
個人的には、この暗澹たる日米地位協定の上に成り立つ国の
舵取りの隅々には「敵を欺くには味方から」とでもいうような、
個々が内部で良い仕事をしているのではないかと思うこともある。
めくらましという忍法であり、良い意味での「知らぬが仏」感も
その構築に携わっているのではないかと思う。
例えば前述の厚労省PDFは分かりやすいものをと思って探したが、
国のHPは知りたいことを探すのがめんどくさいし、
そもそもお役所用語はさらに分かりにくい。
目途と書いてあっても「めど」と読めば国民には分かりやすいが、
あくまでも「もくど」なのだ。
民間の子ども食堂に政府が支援する話題の時は、
(そんなんせえへんで、困窮者、直に金を渡したれや)と思う。
日本の総理が常に短命政権なのは、
諸外国に抱き込まれないための知恵だと聞いたことがある。
迷宮入りしそうな気もするが、奈良での例の事件が起こる前、
某国のシンクタンクの調査結果では「彼は中国寄り」と懸念されてたし。
ともあれ綿毛賃金でなんとか食べてるのは、
物価上昇を抑える努力を影で誰かがしているからだと思えないだろうか。

宮崎の幸島で若いニホンザルが与えられた芋を洗う姿が観察された。
それまでは泥を払い落とすだけだった。
程なく多くのサルがこの芋洗い行動をするようになったのである。
「あの人のことを考えていたら電話が来た」というような偶然や、
度重なるシンクロに驚くことはないだろうか。
以心伝心という言葉がある通り、日本人の我々は同調力が高いと思われる。

今現在国民の生活はボンビーから抜け出せていないが、
みんなで「金持ちになろうぜ!」と思い続ければ、
「名より実」の実の方の意味で、
世の中がもっと楽にならないだろうかと真剣に考えることがある。

金持ちの中には「減らしたくない」守りに入ってしまう窮屈な方もいる。
そんな生き方は楽しいのだろうか。お金は世の中に回すものだ。
金は目的ではなく手段である。「金持ちになって〇〇をする」目的を
皆で実行ベクトルに向かうと強力なパワーが生まれるのではないだろうか。
思いやりナントカみたいに感情が理に勝ちやすいこれまでではあるが、
「世の中には金で買えないものがある」ではなく、
「世の中には金で解決できることがあるなら、そうしよう」という
意識の転換期の時代ではと思う。

お金の話は品性にかける話題だろうか。否。
品性をかける話題にしすぎてしまった、その程度が問題だ。
一でなければゼロだという、理解する過程を省いてしまってる。


欲望にもキリがある。たらふく食べるのも限度がある。
小学校で習ったように「人」という字は支えあっていることは
私達の遺伝子に刻まれているはず。お金はただの兵隊だ。
我々が可愛がって育ててあげようではないか。
そういう国で私は死にたい。まだちょっと体調が戻りません。。。

http://www.ide.titech.ac.jp/~kandalab/ja/column/2020_kandasensei/3_8.pdf

東京工業大学 
知化―社会的遺伝子(ミーム)の獲得

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