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登っていくよ

ふはりふはり
青い空に
登っていく

大気圏を飛び越えて

小さな星にたどり着く

小さな王子様が
にっこり笑っていた

そんな想像をしながら
青い空を眺めていた
ある日の午後

ーーーーー

風立ちぬという本を読んだ時
なんとも言えない感覚を覚えた

これは小説なの?と

あまり好きじゃないな…

そう思った

その謎が解けた

ーーーーーー

前橋文学館で始まった
「飛行機乗りと風船乗り
   ふはりふはりと昇って行かうよ」
ーサンテ=テクジュベリ・堀越二郎・萩原朔太郎

おーーー!

私は唸って
思わず叫んでしまった

な、なんだ、この顔ぶれは!

どういう事?
見に行かなきゃ!

そんな風に思って
見に行った

正直に言うと

朔太郎さんはあまり関係ないかな…という感じだった

堀辰雄と堀越二郎の話がメイン?
と感じてしまった。

ちょっとガッカリしながらも
展示を見て回った

堀越二郎の空への憧れと
風立ちぬの世界感が
丁寧に解説されていた
写真撮影が禁止されていたので
記録として残せていないのが残念

ジブリの風立ちぬファンの方
星の王子さまのファンの方は
是非行かれてみてください

実は、私は
星の王子さまも風立ちぬも
ちょっと、苦手…

星の王子さまは
ちょっと、寂しい感じがして…
この感覚は、展示物を見ていても
変わらなかったので、多分、
分かり合えないのだろう

冒頭の風立ちぬに対する違和感は
ある展示物を見て納得してしまった

それは
ある外国の詩人さんの詩を
小説に置き換えていたからだと…

私の理解力では理解できない
何かがそこにあったからだと

私の中では
『詩』は『詩』であって
『小説』は『小説』

それで違和感を覚えたのだなと

風立ちぬは実生活が元になっていた。

風のように現れて
風のように去っていった

作者は婚約者の最期を看取った

風立ちぬは最期を看取れなかった

そこが違っているがそこに
『風』がキーポイントとして入り込んでくるのかな、と思ったりした

もう一度、読んでみようか
また、違う印象になるかもしれないと思った。

因みに、この企画展、入場無料
勿体無い!有料でもいい!レベル。

同時開催の
朔太郎さんの『青猫』刊行100年記念展
BLUEMELANKOLIE
『青猫』が『定本青猫』に辿りつくまで
(別途料金が発生します)

も見逃せません!

『青猫』が『定本青猫に辿りつくまで』の展示の一部
壁一面には朔太郎さんの詩
私の好きな詩『竹』

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