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#宿命の泡沫紋章 外伝Ⅲ【第1部】

さて、また時間がかかってしまいましたが外伝の続きを進めて参りましょう。

ただし今回の外伝は長すぎる為、2部構成にしてupしていきたいと思います。



今回の物語は、このお話に出てくるエリンの巫女であるブリギッドの苦労話(?)です。

正編本編の解説でも書いたかと思いますが、アイルランド伝承における本来の意味でのブリギットは、アイルランドにキリスト教が伝来する以前より人々に信仰されていた女神(もしくは聖人)です。

火や金属細工、豊穣や家畜や作物の実り、そして詩を司る存在とされ、アイルランドの守護聖人の一人にも数えられます。

後の外伝でも言及する事になりますが、「宿命物語」では光翼ダーナ族の暮らすフィアナ村を守る巫女的な存在として描いております。

フィアナ村のイメージモデルの一つであるアイルランド東部のレンスター地方にあるキルデアには、ブリギッドを祀った聖ブリギッドカトリック教会が存在しています。


余談ですが、このお話の当時のエーメルさんは16歳、ハリスさんは22歳くらいのつもりです。

前回upした外伝Ⅱに書いていた彼らの少年少女時代から、ほとんど間を置かないくらいの時期のお話ですね。

それにしてもこのお話の遺跡、閉所恐怖症の人にはなかなか恐ろしい場所のように感じられます;

途中で出てきたラビュリントスのお話は、ギリシア神話に出てくる有名なものです。

(しかし10m以上もあるロープを常備してるハリスさんは、だいぶ変わっていますね σ(^_^;

フランシスさんが言っている「魂の引っ掛かり」やトカゲ云々の事については、第2部の解説などで書いていこうと考えておりますので、今しばらくお待ちくださいませ m(_ _)m



本日も、ご愛読いただき誠にありがとうございます m(_ _)m






中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。