さて、外伝もそろそろ半ばとなって参りました。

今回は、とある人達の恋物語を書いております。



今回のお話に出てくる有翼族がなんとやらの物語の謎は、また後々の外伝に詳しく書いていきます。

(続編本編の第Ⅵ章第61節にてレモンバームが言っていたアポロの風属性の曾祖父さんというのは、このアスベルさんの事ですね。)


フィアナ村の光翼ダーナ族は誰もが例外なく、大きなものから小さなものまで様々なゲッシュ(トラウマ的なもの、アイルランド伝承での本来の意味は禁制)を有しています。

アスカ兄さん(アスカが二人いるので、区別の為に兄さんと書いてます)は子供の頃に木から落ちた事で、空を飛ぶという事に無意識に恐怖感を抱いてしまっていたようです。

アリサさんがアスカ兄さんに力をあげると言ってはいますが、霊体のアリサはレモンバームに力を借りながらその存在を保っているわけなので、実際に力を渡したわけではなく、プラシーボ効果的な方法で克服させたといった感じです。

(最後にアリサが言っている「空だけじゃなくて地上にも出会いがある」というのは、一応アスカ姉さん(地属性)の暗示でもあります。)


アスカ姉さんの母親であるシルヴィアさん(正編外伝Ⅵを参照)はケットシー族という種族の人で、アイルランド伝承に出てくるケットシーは猫の妖精の事なので猫に好かれやすいです。

その為に本編のかなり初めの方に出てくる自宅も猫まみれなのですが、なんだかんだで今回久しぶりにアスカ姉さんを描いたような気がします(笑)



今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございます m(_ _)m