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「13柱ノ棺ノ姫」

こんばんは。
金曜日の夜に毎週、詩をupしております(いつも反応ありがとうございます)が、諸事情により今週は詩はおやすみです。
代わりに「13柱ノ棺ノ姫」について少々長めの文章を投稿します。
(※ジュウサンチュウノヒツギノヒメ)

「13柱ノ棺ノ姫」とはなんぞやという人がほとんどだと思いますが、僕が書こうと思って準備していた、新作長編小説のタイトルです。

僕は元々漫画家志望でしたが心の病気がキッカケで絵が思った様に描けなくなってから、小説家志望に軌道修正しました(漫画で描こうとしてた作品も1つ小説として書きました)。
小説執筆が一段落した際に、文章の表現力を上げようと思い、詩も始めました。詩作は元々文章鍛錬の一環として始めたものです。
「13柱ノ棺ノ姫」を次回作とする予定で、構想を練ったり、資料を集めて読んだりしていたのですが、表現力を上げる為の詩作がめちゃくちゃ面白くなってきて、だんだん表現活動の比重が詩に傾いてきたところで、ロシアが戦争を始めて、報道などで戦場の現実を見ました。

「13柱ノ棺ノ姫」は第二次世界大戦が舞台の娯楽要素が強めのSF作品です。戦争の現実を目の当たりにした今、「これは軽々しい気持ちでは書けないな」と感じ、他にも様々な理由を考慮して、お蔵入りにすることにしました。ただ、このまま完全に封印するのも悔しいので、どんな作品だったか、概要だけ簡単に紹介することで、自己満足することにしました。今回のnoteはそれです。

「13柱ノ棺ノ姫」
このSF小説は第二次世界大戦が舞台で、最初は史実にかなり忠実に始まります。日本の真珠湾攻撃に天使が介入した形跡が見られ、その後から、天使や悪魔が戦争に介入して行く頻度が増え、だんだん史実から逸脱してゆきます。その中で、七つの大罪の悪魔と七つの美徳の天使の超常能力を、それぞれ行使し戦争に参加する、13人の人間の女性を「棺姫」と呼ぶことになります。13人なのはそのうちの1人が、大罪と美徳の2つの能力を有しているからで、その能力者が主人公ヒロインになります。
棺姫たちを中心に第二次世界大戦は読者の知る史実と次第にかけ離れてゆき、天使と悪魔の戦い、天使にコミットする人間と悪魔にコミットする人間の戦いへと変貌しエスカレートして行き、核兵器が使用される終盤では神が実体化して黙示録が起こります。
天使、悪魔、神、が実際に登場するのにどうやってSFとして辻褄を合わせるかというのが、最終局面のサプライズで、本来の史実どおりに進んだ世界での、未来の第三次世界大戦の核戦争で滅んだ人類の後継者となったAIが、人類の歴史を救済するため、時間を遡って人類が核兵器を生み出した時代に、"黙示録プログラム"という名の極限状態下での啓蒙、選別イベントを行い、行き過ぎた科学技術を平和に使いこなせる人間を教育、選別する。という話であったという作品であり、黙示録時の主人公ヒロインの選択が、最終的に人間全てに救済をもたらします(作中の超常的な能力、現象は全てナノテクノロジーや時間遡行を初めとした未来の技術群で説明可能です)。

ちなみに今回トップに添えた画像は漫画家を目指していた頃に描いた「SECOND FORCE」という漫画のキャラ(現在の僕はこのレベルの絵が描けなくなっています)で、この漫画は本職や詩作の合間を縫って小説として執筆していきたいなぁと思っております。今は詩作重視になっているので、小説は超スローペースでやって行くことになりそうですが。。。

これまでに書いた僕の小説は一部、角川の投稿サイトのカクヨムにupしてるものもあり、代表作の「遊弋ゆうよくする精神の方艦船はこぶね」へのリンクを貼っておきます。興味のあるかたはどうぞ(ちゃんとエピグラフから読んでね)。

実は詩は1個完成してるのがあり、来週の金曜日はいつも通りそれをupします。長文を最後まで読んでくださりありがとうございました。m(_ _)m

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