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嬉しい言葉は、受け取って栄養にしていきたい

「さようなら!」

レッスン終わりに
颯爽と教室をあとにしたのは、
今年の3月で
私のクラスを卒業した
年長のKくんだ。


他のお友達から
「先生、写真を撮ってください!」
とリクエストを受けたり
挨拶している間に
お話する時間もなく
お別れとなってしまった。


しかし夕方、
お母様からメールが届く。


本来、自分が褒められている内容を
記すのは気が引けるのだが、
この先、私自身が挫けそうになったとき
こんなこともあったのだなぁと
自分が思い出せるように
記したい。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お話したかったのですが、
きちんと挨拶できずに申し訳ありません。
実は昨日、
もうのっぽ先生とのレッスンは最後だよ
と伝えると、
「いやだ~!のっぽ先生じゃなくなるなら、行きたくない~!」
と号泣していたんです。
だから、今日は大丈夫かなぁって
思っていたけれども、
進級してからものっぽ先生は
隣の部屋でレッスンしていると知ったら、
「それなら大丈夫だね!」と、
強がりなのか恥ずかしがってなのか
「さようなら!」と
そっけなくなってしまいました。
のっぽ先生は、
子供たちの考えを引き出すのが上手で、
声掛けも優しく、素敵な先生で良かった!
といつも思っていました。
3年間お世話になりました!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ずきゅん。

ずきゅんである。



そういえば、
2年前に卒業で
送り出した男の子も、
前夜は自宅で号泣し
最後のお別れは、
それはそれは強がって、
いつもはきちんと挨拶できるのに
卒業のときに限って
逃げるように教室をあとにしていたっけ。

きっと、
教室が嫌だからじゃなくて、
教室が好きだったからこそだと信じたい。


年長の途中から始めたRちゃんは、
「のっぽ先生だから続けてきました!
表情と雰囲気と話し方が素敵で、
小学生クラスで
担当いただけないのが悔しいです・・・。
ランドセル姿を見せに来ます!」
と言って下さった。


続けてきて下さった生徒たち、
兄弟にわたって
見させていただいた生徒の親には
こちらも感謝である。


4月からはまた、
未就園児クラスに
たくさんの子どもたちが進級してくる。


日々の模索と
試行錯誤、前途多難は
相変わらずだが、
いただいた言葉を有難く受け取って、
ばねにして
また頑張りたい。



記事を見つけて下さり、最後まで読んでいただきありがとうございます。 少しでもなにか心に残るものを届けられていましたら、こんなにも嬉しいことはありません。