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黒タイツ日和

昔、旧ツイッターで見て
笑った投稿がある。

それは、職場へ急ぐ男性が
「なんかすーすーするなぁと思ったら、
黒タイツのままだった」というものだ。

よっぽど慌てていたのかなぁ、
気が付かないだなんて
あるのかなぁ
なんて思っていた。


そして、先日。
わかちゃこと夫が、
黒タイツのままズボンを履かずに
自転車をこいでいた。


「えっ、わかちゃん。
それタイツじゃない?」


「あっ!本当だ!
全然気づかなかった!」



まじか。



幸い家を出てすぐだったので、
ズボンをはきに家に戻ってゆく。


マンションの
エレベーターで降りるとき、
わかちゃんは黒タイツのまま
お隣の住民に挨拶していたのか。


久々に爆笑した。



そして、今
ふと思う。

爆笑って
笑ってしまうエピソードだけで
できるものではないかも。

笑えるエピソードと
安心して大口を開けて笑える相手、
リラックスできる空間が
あってはじめて爆笑できる気がする。

だとすると、
箸が転んでもおかしいお年頃
とも言われる中学時代は、
本当になにがそんなにおかしいのか
毎日のように
爆笑していたのだから、
奇跡のように
恵まれていたんだなぁと
黒タイツから連想して感じたのであった。

記事を見つけて下さり、最後まで読んでいただきありがとうございます。 少しでもなにか心に残るものを届けられていましたら、こんなにも嬉しいことはありません。