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只の日本人、ブロッコリーを食べる

ブロッコリーを食べよう。
草薙悠弥はそう思った。

理由は無論、なんとなく。

(茹でるか)

草薙はブロッコリーを茹でる事にした。

理由は、無論なんとなく。
しいていうなら――

(ブロッコリーは栄養がある)

ブロッコリーには、ビタミンCが含まれている。

カリウムやビタミンBビタミンEも有しているのだ。

ブロッコリーには血行をよくする成分が含まれています。
ブロッコリーに含まれるビタミンE。
これには血行をよくする働きもあるのだ。

(いい食べ物だ)

ブロッコリー。

草薙はブロッコリーを取り出した。

そして草薙は湯をわかした。

(何をつけて食べるか……)

ブロッコリーにはマヨネーズがあう。塩も悪くない。
だが、

(今日は何もつけずに食べるか)

理由は無論、なんとなく。

ブロッコリーが茹であがった。
草薙はブロッコリーをとりだした。

(うむ……)

湯気だつブロッコリー。

そのブロッコリーを――食べる。

コリ。

いい歯応え。

何もつけない、ブロッコリーの純粋な味が伝わってくる。

(野菜だな)

そう、野菜の味だ。
ブロッコリーの野菜味が伝わる。

(これぞブロッコリー)

これぞ野菜。

コリ、コリ、コリ。

草薙はブロッコリーを食べた。

だが、元気になった気がする。
ブロッコリーは栄養がいっぱいだ。

(ブロッコリーだったな)

やはりマヨネーズをつけるべきだっただかもしれない。

だが――

それもまた良し


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