筋トレひと月続けた感想

1ヶ月、アブローラーをメインに毎日10分筋トレをゆるく続けてきた。眠すぎて全然トレーニングにならなかったり、忙しくて次の日にまわしたりもしたけれど、とりあえず今はこれでもいいか、と言い聞かせている。

筋トレを始めようと思ったきっかけは、筋肉教徒以外にも、多くの人が、「筋トレは全てを解決する!」ってよく言っているからだ。それがどこまで本当かわからないけれど、運動は良さそうな感じがする。自分が抱えている問題の全てはわからないので、全てを解決しそうな筋トレを始めた。

それに、アブローラーをだいぶ前に買って、全然やらないまま部屋に置き物になっていた。元を取らないともったいない。

1ヶ月続けるというのは気合いが大事だと思っていたが、それだけじゃないとわかった。何かをを一定期間続けられたことがあまりないので、仕組みを作ろうと思った。そこで、Twitterを使った。筋トレをやったら言う用のアカウントをつくり、監視されているかもしれない状況に自らを置いた。これがめっちゃよかった。フォロワー数がどうであれ、アカウントやツイートが人目に触れる可能性は当然いつでもある。今まで学校や塾などといった監視に溢れた社会にいた私には、この方法があっていた。

筋トレを1ヶ月続けてみてわかったことは、主に3つある。

1つめは、体がしんどいと思うと休まずにはいられないこと。体育会系の部活や少年団に所属したり、習い事に通わせてもらっていたりしたことがあるが、しんどいと感じる手前くらいで手抜きしていたような気がする。肌が弱くて、汗をかくと痒くなったり、あせもができたりするので、そもそも汗をかくことへの嫌悪感が人一倍強い気がする。だから、スポーツ全般にマイナスイメージを持ちがちな私でも、水泳は好きなのかもしれない。

2つめは、体や筋肉への意識を今まで全然していなかったということ。筋トレをすると、力が入っている部分がピンポイントで感じられる。ここが腹筋だったのか、みたいな気づきがある。理科室のマネキンだと視覚情報だけだから、気づきのレベルが違う。精神面ばかり気にして、体はものでしかないからと、おざなりにしてきていた。姿勢が悪いと親に言われてきたが、そんなしつこく言うべきことではないだろうと決めつけていた。

姿勢を良くするのは、自分の体や筋肉を見つめることに直結し、それは呼吸を意識することにもなる。呼吸を意識するということは、体からいらない空気をだして、いる空気を吸い込むことに集中するということで、循環を意識するということだ。循環、血や気のめぐりを意識すると、自律神経を意識することになる。自律神経を意識するということは、心や精神を安らかにすることにつながる。要するに、体を動かすと心や精神がととのっていくような気がした。

3つめは、筋トレは今、この一瞬だけに集中できるアクティビティだということ。まじめに筋トレをやろうとすると、とてもしんどい。しんどいという言葉で頭が埋めつくされる。これには抗えない。過去や未来を考える隙がなくなるし、考えてもどうしようもないことを考えなくなる。筋トレが健康的なのは、運動して筋肉をつけられるからだけではなく、今だけを徹底的に生きるからでもあるんだろう。

えらそうに書いたけど、あと2ヶ月続けられるかなぁー。ほんとうにしんどい。



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