知らないは怖いが、知るはもっと怖い

「広告を通して新しい発見に出合う場所。世界に例のない広告ミュージアム」のアドミュージアムに行ってきた。

平日だったのもあるのか、自分のスピード感で自分の好きなようにゆっくり、じっくりと作品を見ることができた。得るものがたくさんあって、加えて入場料無料というのがまた素晴らしい、、、ありがとうございます。


人の心を動かすデザインの宝庫

見切れない程の展示があったが、まさに"宝庫"その通りだった。遠い昔の過去から、今までの移りゆく広告の変化。それは、時代とともに普及されるものが変わってきて、広告もそれと共に変化し続けている。時代によって、刺さるものやトレンドは全く違うかもしれないが、何年たっても生き続けてる広告は、変わらず共通して人の心を動かしてくれる。一人で、「なるほどな」「すごい」「好きだな〜」「あっ...! 」と言ってしまうほど、私の心は動かされまくりだった。広告って本当におもしろい。



ひと・人・ヒトを幸せにする広告

アドミュージアム内で開催されていた、特別企画展「世界を幸せにする広告 −GOOD Ideas for GOOD−」

 さまざまな社会課題の解決にチャレンジし、新しい未来を創り出す世界の広告が繰り広げられていた。たくさんの作品の中から、特に印象深かった作品を2つ紹介したい。


注文をまちがえる料理店

注文を取るスタッフが、みんな認知症を抱える方。頼んだ注文を間違えてしまっても、むしろ間違えを一緒に楽しもう!というコンセプト。間違えてしまった時の、てへぺろと舌をだしているロゴも可愛い。社会課題は、もしかしたら受け取る側の少しの寛大な気持ちが鍵を握っているのかもしれないと感じた。笑顔になる人が1人でも増える逆転の発想は、多分まだまだこの世の中にある。そこに気づいて実現できるかは、また別の話になってしまうが、注文を間違える料理店はそこを実現している。本当にすごい。驚きと共に、もっと知りたいと思った。


パラリンピックTVCM We're the Superhumans

冒頭の、ドラムロール。カメラワークがだんだん引いて行くにつれ、大きな衝撃を受けた。「Yes, I Can 」というフレーズが何度も何度も出てきて、体に障害を抱える人たちがどんなことにも恐れず挑戦して行く姿が映し出されている。この作品は、障害に対する認識を変えるだけではなく、障害を抱えた方にもそうでない方にも、"可能性"を信じさせてくれるような人間の強さを感じた。衝撃を受けすぎて言葉にできないシーンもあったが、何よりものすごくパワーを受けた。


知らないは怖い

アドミュージアムでたくさんの広告を見たり、その広告の裏側にある社会課題に触れて知るということを体験した。体験を通じて痛感したことは、私は知らないことが本当に多かったということ。デザイナーという役職につきながら、私の中で知っているデザインの知識やデザイン歴史はちっぽけで知らないことがほとんどと言っても過言ではない。そんな自分に気がついて、途端に恥ずかしくなった。知らないは、こんなにも怖いことなんだと、もっともっと知りたい、もっともっと知ろうと思った。


知るはもっと怖い

たくさん知って、得るものがあって本当はもっと喜んで帰るのが正解かも知れない。だけど私は、こんなにも"知らない"自分を知ってしまった。これは、いろんなことを知らなすぎるという意味もあるがそれよりも、この世の中に溢れかえる素晴らしいデザインの力をまだまだ知らなすぎるという意味だ。知るということは、知らないということよりもっと怖かった。でも、だからこそデザインは面白い。きっと何歳になっても、知らない自分は存在し続けて行く。むしろ全てを知り尽くしてしまったら、面白みがなくなってしまうのかも知れない。ただただ、知らないということに悔しく恥ずかしい気持ちを居ても立っても居られず書き綴ってみた。知ることは怖いと言ったが、これからも知ることを恐れずに、もっと知ろうと思う。知るを心地よく楽しんで、自分を成長させていこう。

知るって面白い。明日もたくさん知ろう。そんな日になりました。




#アドミュージアム #広告 #デザイン #デザイナー 

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ちゃんあか

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