見出し画像

息子の歯磨きをしていたら夫に叱られた話

毎日の子育てルーティーンで一番苦手なのが、歯磨きです。なぜなら、我が家の2歳児は歯磨きが好きではないから。いつも歯磨きをさせるのに苦戦しています。

歯が生え始めてから2歳になるまで、毎日ちゃんと磨き続け、息子も歯磨きの習慣はついてきているはずなのですが・・。

朝も夜も、歯ブラシを目の前にちらつかせるだけで、それまではかまって欲しいと「ママ!ママ!」と連発していた人が、急にパパの方に方向転換を始めます。

毎日苦戦している子供の歯磨き時間。ある日の夜、歯磨きをさせるために15分以上息子を説き伏せようと頑張っていました。それでも、「磨きたくない!」の一点張り。

いつもならもう少し頑張って自分でまず磨かせるのですが、堪忍の尾が切れた私。嫌がる息子をおさえつつ、歯磨きを始めました。

すると、息子の嫌がる声を聞きつけた夫がやって来て、

「嫌がっている歯磨きを押さえ付けてやるのは可哀想だ。自分だって、おさえつけられて歯磨きされたくないじゃない?」

と。文章にすると淡々としてますが、ガッツリ叱られました。

その時は、「息子には虫歯になってほしくないから、私だって押さえつけて歯磨きなんてしたくないけど、泣く泣くやってるんだよ・・。」と言い訳をしたのですが。今振り返ってみると、夫の言っていることは正しいと思っています。

育児に関してはスペイン人夫とはよく言い合いになるのですが、彼の育児方針で感心していることが一つあります。それは、子供の人権を第一に考えられること。

当たり前なことかもしれませんが、実はこれって難しいのです。歯磨きの例もそうですが、子供のためを思ってやっていることでも子供が嫌だと言ったら、子の意思を反した行動をしていることになります。

歯磨きしたくない。
テレビをもっと見たい。
もっとお菓子食べたい。

子供が親の提案を拒否してくることは多々あります。その時、親だからといって強制をするのではなく、子供に納得してもらえるように親が行動を変える必要があります。

歯磨きの例で言えば、私がすべきだったのは嫌がる息子を押さえ付けて歯磨きをすることではなく、息子が歯磨きを楽しめるように工夫することでした。この日以降は、夫が歯磨き担当になり歌をうたいながら2歳息子の仕上げ磨きをしています。

歯磨きを機に夫に叱られ、もっと息子の意思や人権を尊重しなければと考えさせられる良い機会になりました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?