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MMT(現代貨幣理論)はそんなに難しい理論ありません。むしろ思いのほか当たり前の理論ですよ(^-^)

MMTを何か危険な理論と考える人がいますが、実はそんなことはありません。では何を言っているのか?もちろん詳細は語れば色々難しい話は出ますが、端的に言えば・・・

①変動為替相場制の自国通貨を有している国家の自国通貨建ての国債のデフォルト(財政破綻)はあり得ない!

②財政の出せる限界はその国のインフレ率。つまりは供給能力が制約となる!

と言っています。これを初めて聞いたら、色んな単語が出てきて何を言っているのかピンと来ないかもしれません。なので簡単に説明します。

①については1万円を国が銀行から借りたとします。その際に発行するのは国債です。国債は簡単に言えば借用証書です。ここまでだといずれは返済しないといけいなと思いますが、そもそもです・・・

円という通貨単位を設定しているのはどこ?

ってことになりますが、当然他ならぬ日本政府です。なので、日本政府には通貨発行権があることになります。現実の通貨発行プロセスは国庫短期証券を含めた国債発行によって通貨が発行されます。どちらも償還期限があります。そしたら借金が膨らむじゃん!と思われるかもしれませんが、よく考えてください・・・

政府って死にますか?

死にませんよね。つまりこの借金と言われるものは永遠に・・・

借り換え続ければ良いのです!

そんなことして良いの?と思われるかもしれませんが、貸した側も損はないです。良い例がミナミの帝王でしょう!主人公はトイチで金を貸すいわゆる闇金ですが、闇金の世界では低額の金利です。(連載当初は高かった)ではなぜ?彼はそんな低額の金利を設定するのか?それはこのトイチという金利設定が絶妙に元金を返しづらい額になっているからです。負債者は返済日に利子の金額さえ払えば返済日を伸ばす(ジャンプ)事ができます。そうなると、延々と利子をもらいつづけることが出来ます。むしろ元金を返済されたら、もう利子をもらうことが出来ません。なるべく元金を返済させずに利子をもらい続けた方がお得なのです。国債もそれと同じです。永遠に借り換えてくれたほうが銀行もお得なのです。

ちなみに個人でこれはダメです。個人ではいつか死にます。企業でも個人ほどでは無いにせよ。倒産のリスクがあるからです。でも国にはそれはありません。なので国債発行というのは事実上の・・・

通貨発行なのです!

もし自国通貨建ての国債がデフォルトと言うのならば以下のようなことを言っているのに等しいです。

例えば、ある商店が自分の所で使える商品券を作ってみんなに配ったとします。ある時、とある客Aに商品券を渡そうとしたところ、たまたま手元になかったので近くに居た別の客Bに借りたとします。後日、貸した客Bが返してくれと言ったところ、「Aに渡したから返せない!」と言い出したらどうです?多分こう言うでしょう。「いや!前みたいに作って渡してよ!」となります。だいぶ頭のおかしい会話が必要になります(笑)(財務省や主流派の経済学者、ネットにいるMMT否定派はこれを言っているのと同じです(笑))

もちろん日本政府もどこかに攻め込まれてたり、大災害で政府そのものが滅ぶかもしれません。しかし、そんな事態になった場合、財政破綻も何も関係ありません。もはやそれ以前の問題です。

②については結構簡単です。これこそ本当に当たり前です。①で破綻があり得ないならじゃあ際限なく国債発行しても良いのか?というわけではなく、限界は供給能力と言っています。国は自国通貨で買えるモノやサービスは何でも買えますが、供給能力以上には買えません。例えるなら、1日1000個しか作れない部品があったとします。金があるからと言って2000個売ってくれと言っても無理です。それと同じです。なのでこの場合の限界は1000個となります。実際の経済はもっと複雑なので、ここまで単純に数値化できませんが、言ってることはこういうことです。

いかがだったでしょうか?MMTはザックリ言えば①と②を言っているに過ぎません。その①②を示すたに色んな考え(信用貨幣論、国定信用貨幣論、負債のピラミッド等々・・・)を使います。そもそも①②の話なんて・・・

当たり前ですよね!自分で作ったお金で破綻なんてどうやってやれば良いのでしょう?供給能力が限界!うん当たり前です!作れる以上に物は買えません!

これのどこが怪しいのでしょうか(笑)?

以上になります。最後まで読んで頂きありがとうございます。スキ、フォロー、サポートして頂けたら幸いです。スキはなるべく返します。フォローは必ずフォロバします!


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