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新卒1年目から人事に配属された僕が思う、人事に必要な武器とは?

こんにちは!
HeaR株式会社でシゴトレというサービスの事業責任者を務めているあべです!


8月に正式にサービスをリリースしてから、本当にたくさんの方とお話させていただき、様々なキャリア課題や悩みと向き合ってきました。その中でも……

・営業→人事
・マーケター→人事
・Webディレクター→人事
・エンジニア→人事
・経理→人事

など、異職種から人事(特に採用/組織開発)担当へのキャリアチェンジ希望者も増えてきており「どんな思考やスキルを身に着ければ人事になれるの?」というご相談をいただくことも増えました!

僕は新卒1年目から人事へ配属され(本当は営業/マーケ志望でした)、
1人人事として何もわからない中(人事としてはもちろん社会人経験が無い)で業務に向き合ってきました。

中途採用の「未経験」とはまた少し立場が異なりますが、これから未経験で人事を目指す方の参考になればいいなと思い、今回のテーマを選びました。

ということで今回は、新卒1年目から人事だった僕が、実際に取り組んできたキャリアアップ(特に採用/組織開発)のための"武器づくり"について、noteを綴っていきたいと思っています。

1.そもそも採用は何のためにするものなのか

「採用は事業を伸ばすためにあるもの」

もしかすると「そんなの当たり前じゃん」と思われるかもしれませんが、
当時(新卒1年目)の僕は、この理解がまだ出来ていなかったんですよね。

1年目は目の前の業務をこなすことにとにかく必死で「結果を残すため(採用するため)にはどうしたらいいんだろう」という視点だけで動いていました。もちろんこれも大事です。ただ、大事なのは事業目線で採用を捉えていけるかどうか。事業を伸ばすためではない採用は結果的に会社と候補者双方のミスマッチに繋がる可能性があります。

例えば事業が伸びないということは……

・利益が上がらない=従業員の給与を上げることが出来ない
・利益が上がらない=快適な環境(いいオフィス)に移転できない
・新しいチャレンジ(新規事業など)がしづらい=投資するお金がない

という事に繋がります(※あくまで一例です)

よく「仕事を頑張っているのに給与が上がらない」という話を聞くことがありますが、そもそも事業が伸びていない(売上ではなく利益)場合は、昇給に回す分の利益が会社に無いというケースが良くあります。
※もちろん評価制度に闇があったりする場合もありますが……。

会社の支出に目を向けた時にも、オフィスの家賃などの固定費に加え、
仲間を採用するという事は人件費を増やすことになります。そして採用したにも関わらず事業が伸びない(利益が上がらない)ということは売上高人件費率が上がってしまうことに繋がりますよね。

そうなると結果的に会社としても首を絞めることになりますし、前述した通り従業員としても頑張っているけど給与が上がらないという負のループに繋がります。

弊社の人事チームの目標は「仲間の景色を変えること」と設定していますが
その為に必要なことは、事業を伸ばすための1つの手段として「採用/組織開発」があるという認識をきちんと持つことが、武器づくりの前提となっていきます。

2.事業⇔組織⇔採用の考え方

つまり採用担当は事業の理解が必須になります。

▼事業課題は何?

▼事業を伸ばすための組織ってどんな組織?
▼そして現状組織が抱えている課題って何?

▼ではそれを解決してくれる人ってどんなひと?

このような事業⇔組織⇔採用の考え方を落とし込んでいく事が大切です。

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例えば自社と競合との差を調べてみたうえで

・競合に勝つにはどんな事業を今後展開していかなければいけないのか?
・競合に勝つにはどんな組織を今後作っていかなければいけないのか?
→このような視点がとても大切になります。

事業を伸ばすための採用とは?という上記のフレームワークを思考として持てているかどうかがとても大事です。

3.経営者と現場のハブになること

もう一つ大事な事。それは「人事は経営者と現場のハブになること」

経営と現場、どちらの言い分/視点を客観的に、捉えたうえで、最終的にな最適解を論理的にジャッジできるか(言葉だけ聞くと難しいですね……泣)

何度も言いますが、採用や組織開発は事業を伸ばすためにするものなので、人事だけで何かを判断することはあまりありません。その際に人事的視点で物事を双方とディスカッションすることが大事です。

・「この事業課題を解決するために◎◎な組織を作りたいんだけどどう思う?」
・「◎◎な組織を作るために◎◎な人を採用したいんだけどどう思う?」
・「◎◎な人って今の会社でどんなジョブを抱えていて、転職先を選ぶうえでどんな魅力があれば振り向いてくれるかな?」
・「人が足りない、このままじゃ現場が回らなくて潰れてしまう!」
・「なんとなくこんな人がうちに合うんじゃないかな~」
・「とにかく人が足りないし、誰でもいいから採用してよ!

上記のように、経営/現場双方からいろんな要望が飛んでくると思います。それを全部「はい!」と鵜呑みにするのではなく「事業を伸ばすために本当にそれが適切なのか?」という視点で発信をしていく事が大事になります。

4.思考とスキルを磨くには

上記に挙げさせていただいたことは、採用媒体運用の経験や人材管理ツールの使用経験等は全く関係ないと思っています。(ツールの使い方などは教えればどんな方でも出来ると思っているので)

そうではなくて必要なのは
「採用は事業を伸ばすためのものという認識」
「HR視点でのディスカッション経験」だと思っています。

「事業を伸ばすにはどうしたらいいのか」を考える癖がついていないと
事業を伸ばすための適切な人員配置は出来ないですよね。

このフレームワーク落とし込み、癖をつけることが出来れば、業界と事業問わずどの会社でも活用できる汎用性のある武器になります。(※武器というよりかは、本来人事に必要な考え方かもしれませんね)

そのなかで僕が今までやってきたのは、今所属している会社や競合の会社・気になる会社の情報を調べ分かる範囲でリーンキャンバスにまとめてみること。
そしてその中で学んだことや気づきを、周囲にアウトプットしていました。(※転職の際にもこのリーンキャンバス作成は非常に役立ちます。使い方は本noteでは割愛しますので、下記noteをご覧ください)

アウトプットすることで自分の考えを言語化することが出来、さらに相手からFBを貰うことで客観的な意見を取り入れることが出来るので、より考えがシャープになっていきます。

5.シゴトレでやっていること

そして上記で述べた思考のフレームワークディスカッション能力(アウトプット力)を身に着けるための様々な施策を、シゴトレではカリキュラムとして提供しています。

弊社が採用/組織コンサルティング事業で培ってきた経験や、成功事例などもフレームワーク用いながらお伝えし、「実際に使える武器」に拘っています。

そのためシゴトレのユーザーの方々には
・転職のための武器づくりを目指している方
・現職に残りつつキャリアアップを目指し武器を作る方
どちらの方もご利用いただいております。

武器づくりの詳細や、サービス詳細に関してご興味のある方は下記無料相談フォームよりご連絡下さい!(※キャリアの無料相談も承っています!)

それでは!

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