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「遊び心」の勝ち(価値)

実は、子供の体力を理由(言い訳と読む)に、今まで行っていなかった縄文杉トレッキング。歩く時間が10時間近いと聞くし、朝もメチャクチャ早いみたいだし、もし子供たちにトレッキングに対してネガティブな印象残すのも嫌だし、二の足を踏んでいた。(言い訳をしているとき、人間は最もクリエイティブになる。)しかし、知り合いのガイドさんに声をかけて頂いたので、この機会は逃すまいとチャレンジしてみたわけだ。

トレッキングをスタートしてみると
①延々と続きそうなトロッコ道(3時間近く続く)

トロッコ道が3時間近く続く

②高所恐怖症には辛そうな欄干のない橋

欄干もなくそれなりに高い位置にあった

この辺では子供の体力と気力は削られていく。大人だって先が見えない単調な道とちょっとした恐怖に気力を少し削られた。ただトロッコ道が終わった後の2時間の山登りは、1歩1歩がイレギュラー。1歩1歩を転ばないように確実に進めていく必要がある。子供は単調なトロッコ道よりイレギュラーな山道が好みの様子。道が複雑な方が刺激が多くて楽しかったのだろう。

そんなこんなで縄文杉に着いた後には、あとは帰り道だけということで更にテンションアップ。何かのゲームのように飛んだり、スキップしたり、しまいには色んな曲を歌い出したり。帰り道だって4時間位あったのだが、幸か不幸かあまり理解していなかったのだろう。しかし、子供たちの遊び心が「即席の遊び」を生み、長い歩行時間を楽しい時間に変え、落ちた気力を元に回復させたのは大したものだ。加えて、スタート地点に戻ってきた時には小走りしていたから、体力も有り余っていたようだ。親ながら驚いてしまった。

トレッキング翌日。やっぱりピンピンしている子供たちと、しっかりとダメージを受けた親たち。どちらが誰の気力や体力を心配をしていたのかわからない。杞憂に終わるとはまさにこのこと。憂慮より遊び心。子供に教わることが沢山ありますね。

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