ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 2019年9月24日

#ワンスアポンアタイムインハリウッド
#クエンティンタランティーノ
#ブラッドピット
#レオナルドディカプリオ

まさかブルース・リーが出てくるとは。
「グリーンホーネット」ね。
ここまで古いと私の世代じゃないけど、「燃えよドラゴン」が超絶ヒットした際に「グリーンホーネット」に出ていた”ケイトー(カトー)”よ、と確か・・・。ブルース・リー(東洋人)を出すことによっても当時のアメリカを写し出していたのか。監督が単に好きだったのか。

ヒッピーの逸話は身も蓋もないね。
人間社会が成熟していく中での(必然の)過程なのか、第2次世界大戦の後遺症なのか、・・・過去高々50~60年以内の出来事(歴史)で判断するようなことでもないと思う。何時の時代も形を変えて存在しているようにも思うから。

兎も角、この監督、映画作りが上手いね。うま過ぎる。
一つの物語を映像を通して如何に見せるか、無駄なカットが無い。
でもそのためには膨大な思考が必要。秒単位のカット毎に意味を持たせる。
ヤッパリね、好きじゃないとできない。

ブラッド・ピットの演技が良かった。役柄上、ディカプリオが前面に出てくるのに対してその後ろで抑えた存在感を放っていた。
一つ、(生理的な)嫌悪感を持ちつつ気に入った場面を。
愛犬に餌を用意するとき、缶詰を開け、逆さに持って床上の皿に中身を落とす。
「グチャッ」という実に生々しい音と共に・・・。
「オエッ」となるカットです。
監督は何を考えていたんだろう。

ディカプリオの役柄はタバコを終始吸っていたね。空気吸うより煙を吸っている時間の方が長いんじゃないかと思う位。意図してタバコを吸わせ続けたと思うが、監督の意図や如何に。

人は勿論、物、事、も出会いですね。
今回なら事・・・映画。
大事なのは直接会うこと。間接的じゃ分からない。