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三島由紀夫「切符」

三島由紀夫の怪談。それ以上でも以下でもない。1963年、三島38歳の作品。
作品は通俗性に流れて弱い。

あらすじは仙一郎という男が、妻の富子の死の原因を時計屋の谷という男の「人の女房にちょっかい」をかけたことに求める。
しかし、事実は逆で、富子が谷の「ラヴ・レター」を断り、谷は自殺していた。

小説の序盤、仙一郎は酒に酔っている。その後醒めるが、その前後で状況が(オセロが返るように)切り替わるのが見どころといえば見どころ。


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