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マインドフルネスってなに??

「マインドフルネス」という言葉をメディアでも耳にするようになってきたように思います。まだ聞いたことないけど?って人もいるかもしれませんね。聞いたことある人にもない人にも分かりやすく、そして自分の復習も兼ねて、今後数回に分けてマインドフルネスの基本を説明していきたいと思います。



マインドフルネスとは何を指す言葉?

結局のところ「マインドフルネス」っていったい何なの?と聞かれたら、まず「人の心や気持ちの状態のことだよ」って答えたいと思います。

現代の私たちが生活する環境は、コンピューターを始めとする電化製品に囲まれ、日に日に便利になり続けていますよね。タイパなんて言葉も生まれるくらいスピード勝負の世の中で、マルチタスクが当たり前になっています。1つのことをやり終える前に別のことに取り掛かる、多くの人がこれを繰り返して生活していると思います。すると必然的にやり残しがたくさん生まれますよね。それらすべては過去に蓄積していくことになり、やり残しに気を取られるたびに、マインドは過去へ行ってしまいます。

そしてどんな人も、未来がどうなるのか分かりません。1年後10年後だけでなく、厳密には明日の予定だって、確定されているようでも予定は未定。だから不安にもなるし、期待もするんですよね。そんなふうに未来を思い描けば、マインドは未来へ行ってしまいます。

だけど私たちの身体は、『今』にしか存在できません。身体が過去や未来へ行けるのは、今のところテレビや映画の中だけです。身体がマインドに置き去りにされて心ここにあらずな状態です。このマインドレスネスの状態が、現代人のストレスの多くを占めていると言われます。心ここにあらずでは、目の前のことに十分に取り組めず、たとえ楽しいことだとしても、幸福感を最大限に得られないのです。

このマインドと身体のズレを修正するために、マインドを『今』に引き戻すのがマインドフルネス瞑想です。

マインドフルネス瞑想はヨガでやる瞑想とどう違うの?

瞑想と聞くと、ヨガ教室や禅寺でやっている僧侶の修行のようなスタイルが思い浮かぶのではないでしょうか?座禅を組み目を閉じ、無の境地を目指すものを一般的には瞑想と呼ぶと思います。

マインドフルネス瞑想はもっと自由なものなのです。どんな姿勢でも、何をしていても、日常のあらゆる場面でできる瞑想です。好き⇔嫌い、快⇔不快の中間を目指すのが無だとしたら、マインドフルネス瞑想は、今このときの好きや嫌い、快や不快の感覚を観察し、ジャッジせずあるがままを受け入れます。「思考を見る瞑想」「気づきの瞑想」などとも言われるようです。今ここに満たされる=マインドフルな状態になることが、マインドフルネス瞑想の目的です。

そしてマインドフルネス瞑想は、ヨガや禅のような宗教や思想的なものとはとは関係がありません。どんな人でもどんな場所でも気軽にマインドフルネスになるためのツールがマインドフルネス瞑想なのです。

次回からは、マインドフルネス瞑想の具体的な効果を書いていきたいと思います。よろしければお付き合いください。


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