友人ゲイカップルの妊活事情

ちょうど同じ時期に友人ゲイカップルもIVFをしているので、なんかお互い結果報告とかしあっているんです。

もちろん彼らの場合は卵がないので、卵子ドナーから卵子をいただき、自分たちの精子を使って受精卵を作り、代理母を見つけて、代理母に胚移植をして、代理母が妊娠、出産するんです。

同じ時期といえど、私が3回目のIVFをしているとき、彼らがクリニックに行って、代理母とか、ドナーエッグとかのエージェントを探している状態でした。

かかる金額


まずエッグドナーだと、エッグドナーへの報酬金(プラスエージェントへの手数料、弁護士費用諸々) (300〜600万円)

プラス、

IVFをする病院への費用、薬の費用  (200〜300万円)

プラス、

代理母への謝礼と、エージェントを使うようであればその手数料、プラス弁護士費用。(500~1000万円ぐらい)

トータル大体1000~2000万円という莫大な金額。

だけども、私のように何回トライすれば妊娠できるのかわからないわけではなく、若い卵を使うので恐らく採卵は1回、移植は1〜2回やればそれでほぼ成功するでしょうね。 (決断、実行すれば手に入るという確実性はドナーエッグを使う利点!)


ドナーエッグの種類


ドナーエッグを選ぶ際は凍結されたものか、フレッシュサイクルでかを選ぶことになります。 
凍結されたものは、6個をワンパックとして購入できます。それに対し、
フレッシュサイクルは、ドナーの女性に採卵のプロセスを踏んでもらって、取れた卵の数全てがもらえるというもの。
(もちろん値段に差はあります)

フレッシュサイクルで採れる卵の数は、若い子ですと、平均的に20個は取れるんですって〜いいね! 

彼らの場合、一人ずつの精子を使ってトータル2人子供が欲しかったので、凍結されたものを買うよりも、フレッシュサイクルのものを買って、半分ずつそれぞれの精子で受精させて〜というプランでした。

若い卵を使ったとしても、受精卵、胚、胚盤胞になるまで数は減っていくしね。3個づつだと心細い感じはわかる気がする。

結局、"フレッシュな卵子を頑張って作ってくれる22才・レズビアンカップルの子を見つけたよ〜"というわけで、卵子提供者が昨年の11月に決定していました!

彼らのIVF結果

今年に入って、ドナーの採卵が開始!
な、なんと34個も卵子が採れたって!!!(若いってすごい❤️)

そして、17個づつ彼らの精子と受精させて、
B君の受精卵9個!
M君の受精卵6個!

若くても50%ぐらいの確率になっちゃうのねえ〜

から、彼らも数が結構あったので、さらに篩にかけるべくPGT-A(着床前診断)テストを行い、その結果
B君の正常な胚盤胞6個!
M君の正常な胚盤胞2個!

なんか卵子のクオリティーが同じでも精子が違うとこんなに生き残る胚・胚盤胞の数字が変わってくるのねえ、、と痛感。

やはりパートナーにも規則正しい生活頑張ってもらいたいなあ、と思っちゃうよね。

培養師が違うのかもしれないけれど、なんにしても、卵の質が同じだったとしても他の要因で結果がかなり違ってくるんだな、ということが理解できて興味深い。

代理母

これらの凍結胚盤胞を代理母に移植をして妊娠、出産していただくわけですが、代理母のエージェントに頼んでもよし、友人、姉妹に頼んでもよし。

エージェントに頼む場合は、代理母への謝礼プラス、エージェントの代金、プラス弁護士代がかかります。

友人、姉妹などお知り合いに頼む場合は、代理母への謝礼、プラス弁護士代ですね。

その他、もちろん妊娠、出産にかかる通院費だったり分娩の費用は普通にかかります。

彼らの場合は、最初妹に頼む予定だったようですが、妹もIVFを自分の家族を作るためにやることになったらしくて、他の人を探し中のようです。

余談ですが、愉快な家族

これはまた違う友人に聞いた話ですが、ゲイカップルで、片方アジアン、片方白人、卵子提供者は白人の方、代理母はラテンな方で、胚移植はそれぞれの種を使った2つを移植したらしく。

産みの母はラテンな方ですが、生まれてきた双子は白人の男の子と、白人とアジア人のハーフの男の子、というなんともバラエティーに富んだ家族構成になっています。

もはや俗にいう”普通の家族”という普通の概念すらが古いと感じさせられますねえ。


そんなこんなで、新しい命って不思議ですね!

卵子ドナーについてはまだしゃべり足りないので、また詳しく他の日にも取り上げてみようと思いますね。

ではまた!一緒に頑張ろう〜





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