ネガティブな感情を抑圧してしまうときは。
生きていれば喜怒哀楽の感情はまんべんなく味わうものだけど、
できれば”怒”と”哀”はあまり感じないでいたい。
怒ってばかりだったり、
落ち込んでばかりだったり。
そんなのは嫌だと思う人は私だけではないと思います。
でも実は、怒りや落ち込みを”避けよう”と意識すればするほど、余計にその感情を沸き上がらせてしまうものなんじゃないかと思うのです。
逆に、自分自身に対して
「イライラしていいよ」
「怒っていいよ」
「落ち込んでもいいよ」
そう自分に許可してあげることで、気持ちがスっと和らぐことがある。
それを先日、体感しました。
ここのところ何度も書いている子育ての四苦八苦。
こちらの記事にも書いたように、
というとても大きなヒントを得て、心が軽くなりました。
それでも何かにつけてついイライラしてしまったり、
小言を言ってしまったりすることは日々あって。
それをするたびに、ものすごい自己嫌悪を感じていました。
なんだかまだモヤモヤするなぁと思いながら過ごしている中、先日ひとり時間ができ、瞑想していました。
その時ふと「自分を許可する言葉をかけてあげよう」という言葉が頭に浮かんできて、何を許可しようかな…と思っていたら。
この言葉が上からポトンと降ってきました。
怒っても、いいよ。
怒っても、大丈夫。
途端に、涙がホロホロ頬を転がり落ちました。
私、こんなにもまだまだ、"怒りの感情"にブロックをかけていたんだなぁと思いながら、
心の中にスーッと気持ちいい風が入り、スッキリするのを感じました。
*
怒ってもいい。と自分に許可を出してあげたあと、
不思議な現象が起きました。
前よりも少しイライラしづらくなったのです。
これまでは「怒っちゃダメ、怒っちゃダメ」とブレーキを踏んでいた分、抑圧されて余計に怒りの感情が体の中を渦巻いていたのでしょう。
私が私に「いいよ」って許可を出してマルっと抱きしめてあげた途端、怒りの感情は「ここにいていいのね」と穏やかになったように感じます。
これは、悲しみや妬み恨みなど、他のネガティブな感情にも有効だと思います。
悲しんでいいよ。
妬んでもいいよ。
恨んでもいいよ。
自分に許可してあげると、びっくりするほど満たされる。
多分私たちって、他の誰よりずっと、
自分自身に認めてほしいんだ。
そのままでいいよって言ってほしいんだ。
そう思います。
子育てにおいては、
私が感情に蓋をして「怒りや悲しみは感じたり現してはいけないもの」として振る舞っていると、
子どももいずれ同じように抑圧するようになるのではないかな、とも思います。
どんな感情も、あっていい。
それをどう消化するのか、どう相手に伝えるのか、
そこだけ少し練習していけばいいのだから。
娘にも大いに色んな感情を味わってもらえばいい。
悲しみも、怒りも、感じて成長していけばいい。
そんな風に思ってまた少し心が軽くなった今日この頃なのでした。
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