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スーパー銭湯で、仕事のヒントをもらった話。

先日、夫が代休で平日休みを取った。

長男は小学校、
次男と長女はこども園の日だったので、
こういう日は、夫と2人でランチに行くことがある。1年以上前だが、IKEAに行ったことも。

その日の朝も、
「どこか行きたいところある?」と夫に聞かれて、ペーパードライバーで運転のできない私は、どこか、行きたかったけど行けなかった場所はなかったかと一瞬考えたが、出てこなかった。

さらに風邪の始まりのような頭痛があり、
「長男の机を探しにどこか行きたいけど…今日はいいかな。本屋とか家電屋とか、もし行きたかったら行ってきたら」と言った私に、

「うん。あ、スーパー銭湯は?」
という夫の提案。
反射的に「行く!」と即答した。

そうそう、大人だけで、ずっと行きたかったんだ。
子どもがいたらヒヤヒヤするし、ゆっくり入っていられないから。
このときをずっと待っていた!

そして大浴場の熱めのジャグジーに浸かれば、頭痛が和らぐようなイメージが一瞬で浮かんだ。

車で20分くらいの天然温泉のスーパー銭湯。
関西に引っ越してきて7年。チラシか何かで知ってから、ずっと行きたいなと思っていた場所だったので喜びもひとしお。

2、3歳おきに子どもが3人いれば、こういうちょっとした我慢が常態化するのはきっとあるあるだよなぁ。

初めて利用する施設だったので、受付で、会員になるかならないか、なったらどんな特典があるのかなどの説明を受けた。

  • 利用料は850円なんだけど、会員になれば、810円で入れる。

  • 会員になれば、10枚綴りの回数券が6600円で買え、1回あたり660円で入れてお得だと勧められる。

  • ちなみに、毎月2回ほどは500円で入れる日がある。

これらの情報を踏まえて、ドケチ夫婦は話し合い、会員にはなるけど回数券は買わないでおこうという結論に至った。

期限はないらしいが、またすぐに2人であと4回来れるかどうかが自信がなく、そのために今日1620円の出費を6600円に跳ね上げる勇気が出なかった。

そして、安く入りたいと思えば500円の日を選ぶこともできることが、さらに回数券購入の意思決定を遠ざけた。

そんなこんなで、大浴場にありつくまでに15分くらいの時間を要したが、40℃の泡風呂に浸かったり、露天風呂でぼんやりしたりする時間が、本当に心身の疲れを洗い流してくれるようだった。

頭を洗おうと洗い場へ行くと、注意書きが目に入った。

「シャンプーなどを置いたままにしないでください。持ち主が見つからない場合は、入口の棚に移動させますので、ご了承ください」

ただの注意書きなんだけど、なんだか深く考えさせられた。

ルールや運用を先に決めておくことが、混乱を避け、結局はお客さん同士の秩序も守ることになるんだよなぁ、と。

先日行った、モニター企画
あらかじめ決めておかなかったことのせいで、相手にいらぬ気を遣わせたり迷わせたりしてしまったし、それに気づいた自分も戸惑ったことを思い出したのだった。

そして、もし私なら
「シャンプーなどを置いたままにしないでください。持ち主が見つからない場合は、入口の棚に移動させますので、ご了承ください。
不明な場合は、係員にお尋ねください」まで書いちゃいそうだなとふと妄想した。

そういう親切めかして自らの手間を増やすようなことをしてるよなぁ、私って、と。

だけど、その一言は余計で、「移動させますので、ご了承ください」までで、十分親切だなと思った。

その後、サウナで体に塩を塗り込みながら、思いを巡らせた。

スーパー銭湯に行くと決めた時の自分。
自分の変化に期待できたから即決した。

今の自分に必要だ!と感じた瞬間に、心が動き、行動を起こす。
まさに私が受けている講座や、コーチングや、お片付けサービスなどもそうで、この「自分に必要」と瞬時に思わせるのってすごいことだな、と。

そういうふうに、タイミング良く人に提案できるには・・・という面白い課題が見つかったような気がした。

そして、回数券。
どう考えてもお得なのに、10回券を買う決断をしなかったのは、やはり先はどうなるかがわからないと人は二の足を踏むものなのかなぁと。

回を重ねるメリットや、コンプリートすることで達成できる目標でもない限り、回数券は買えない。

そのことも自分の中で、良い気づきとなった。

スーパー銭湯でリフレッシュして、ついでにビジネスについてもたくさんヒントをもらえて、充実した1日となった。






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