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子供と24h過ごすということ

子供はかわいい。
文句なし、100%そう思う。

子供のためなら何でもする。
それも、100%そう思う。

でも、でもですよ。

一日中一緒にいるのが正直しんどい。

「ねぇねぇ、これ見て!!」
「ねぇ、すごいでしょ!!」
「ちょっとこっち来て!!」

純粋にキラキラした目をして、よく通る声で常に話しかけてくれる。
常に。

こちらが仕事をしていようが、本を読んでいようが、疲れていようが、そんなことは関係ない。

「ねぇお母さん!!ねぇねぇねぇ!!!」

わたしと娘しかいない静かな部屋の中で、音量マックスで話しかけてくれる。

こんなこと思うなんて、心が狭いと思うけど。

ごめんなさい、疲れるんです。

うんうん、そうだね。
少しあっちにいっててくれる??

そんなふうにあしらってしまう自分が、ものすごく心が狭くてダメな存在に思えてしまう。

こんなふうに、一生懸命わたしと会話しようとしてくれているのに。

こんなふうに、後を追いかけてくれるのはあとどのくらい?

あっという間に成長してしまうだろう。
わかっているのに。

ひとりの時間が必要なの。

時々冷たくしてごめんなさい。
でも大好きなの。心の底から。

どんなに好きでもオーバードーズはつらいのです。

たぶん、大なり小なりすべての母親が思っていること。

一番大切。
宝物。
なにがあっても守る。

でもね。

お母さんも一人になりたい時があるんです。

静かにして!

わたしの強い声に子供の顔が曇る。
心がギュッ!とする。

ごめんね。
今日はダメみたい。

魔女の宅急便のおソノさんみたいな母親に、どうしたらなれるのだろう。

母親らしく振る舞えない自分に自己嫌悪。

あなただけではないのです、と、同じく自己嫌悪に陥っているお母さんと、そうよね、母親なんてそんなもんよね、と肯定しあいたい。

わたしは「母親としての自己犠牲」の精神が弱い??
もっと子供に寄り添わないと??
自分の時間なんて贅沢??

大丈夫、そんなこと気にしない!
母親だって人間だもの。

そんな言葉とともに、おソノさんに背中をポーンと叩いてもらいたい毎日なんです。

ほら、娘が大音量で呼んでいる。
はいはい待って、いま行くからね!!


子供とお肉を食べに行きます🍖