無様な私の願い

私は誰
私は私
私は誰

君が寝ている。
とても綺麗な顔で気持ちよさそうに寝ている。
そんな君に優しくハグをして私は涙を零した。

私、もう疲れたよ。頑張ったの。楽にさせて。
どれだけ着飾っても、どれだけ笑っても、いつも孤独なの。私。
私が死んだら、死んでしまったら君は泣いてしまう?笑わなくなってしまう?
いや、きっとそんなことないか。
君は君のままでいるよね。

君の愛おしい顔を見るたび涙が溢れて零れる。なぜ、泣いているんだろう。
なぜ、私は君が好きなんだろう。
なぜ、私は生きているんだろう。
君との思い出を思い返して涙がとまらない。
君はここにいるのに。すぐ触れられるほど近くにいるのに、私からは程遠い。

私は、何年、何十年生きていられますか。
私は、いつ死にますか。
いつかこの命が尽きる時、私が生きた人生の道を私は後悔するのだろうか。
生きたことを、この世界に産まれたことを誇って死ねるのだろうか。
私が死んだ時、周りの人は悲しむのだろうか。
私が自分の意思で死んだら後悔はないのだろうか。
私はなぜ生きてるのか。
生きる意味も見出せず、何もない日常を過ごしてる。
何もない平凡な日常だからこそ幸せだと誰かが言った。
そうだ。きっとそうだ。私はこの瞬間も幸せなんだ。



.....幸せ?
幸せならなんで私は泣いて死にたいと願っているんだろう。

少女時代、眩しいスポットライトみたいな輝かしい未来を想像して手を伸ばしながら生きてきてその光を失った。どこでなくなったのだろう。どこで光を失ったのだろう。

....どこで生きる事を諦めて死にたいと願うようになったのだろう。

いつの間にか目の奥にある輝きさえも失っていた。
鏡で見た私は私じゃなくてもう1人の誰かで
本当の私は出てこなくていつも偽りの私。

私に人生の意味を与えて
私に光を与えて

無様な私の願い。
こんな私は本当の私なのか私じゃないのか。
涙を流してる私は誰?

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