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とても難解なコース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)が理解できようになるにはどうしたらいいか?


コースの教えを理解していくためのお勧め教材

コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)は、自学自習の霊性の道というふうに呼ばれています。

ただし、コースの学びが進んでいくにしたがって、「自学自習」の本当の意味をもっと深いレベルで理解するようになります。

というのも、コースが教えていることの理解が深まっていくとき、自分の外側に世界などないことが理解されていくだけでなく、自分以外の他者などいないことも理解されてくるからです。

ようするに、「自学自習」というものは、形態とは一切関係ないということが分かってくるわけです。

コース学習者の中には、その言葉通りに受け取って、コースは自学自習でなければならないとして、頑なに独学でコースを学ぼうとする方々もおられたりします。

そのような学習者たちをけっして否定しているわけではありません。

ただし、私自身の学びの経験から申しましても、それでは、あまりにも難極まりないと言わざるを得ないということです。

というのも、コースを自分一人(独学)で学ぼうとするのなら、コースの三部作(テキスト、ワークブック、教師のマニュアル)を真に理解していくのはほぼ不可能だといえるからです。

たぶん、一生かかったとしても、コースを独学で学ぼうとするなら、その内容を理解することはかなり難しいだろうと思うわけです。

それほどコースは難解なものだといえましょう。

それこそが、コースが教えていることが理解できるようになってきた私自身のコース学習に対する見解です。

では、そんな難解すぎるコースの教えを私はどのようにして理解できるようになったのか?

というなら、

コースの教えを最も理解していたとされるケネス・ワプニック博士の教材で学んできたからだと言うことができます。

ようするに、コースが教えていることを理解していこうと思っているのであるなら、ケネス・ワプニック博士の教材で学んでいくことがお勧めだということです。

ワプニック博士は、コースの形而上学についてだけでなく、その具体的な実践方法やそれにまつわるアドバイスも含めて丁寧に解説してくれています。

ワプニック博士の言葉(解説)には、コースの教えを理解した者でしか語れないものがありますし、それを実践している者でしか語れない言葉があります。

コースを理解していけばいくほど、そのことが分かってきます。

私自身の経験から言って、ワプニック博士の解説なしで、今現時点におけるコースの理解はけっしてあり得なかったといえます。

それは断言できます。

ワプニック博士は2013年にこの世を去られましたが、彼が残したたくさんの教材は、本当に有難いと実感する次第です。


コースを学んでいくにあたって注意すべきこと

ワプニック博士の教材はとても有益であることは間違いありませんが、とは言っても、最初から、ワプニック博士の教材で学ぼうとしても、それすらも難解に感じてしまうと言うことができるでしょう。

そんなコース学習者たちへ助言するとしたなら、たとえそうであっても、繰り返し繰り返し、地道に、ワプニック博士の教材を通して学び続けていきましょう、ということです。

そうするならば、必ず、少しずつ確実にコースが教えている内容が理解できるようになっていきます。

言い換えるなら、ワプニック博士の解説や教材の内容を理解することができないならば、それは、まだコースを理解していない、というふうにも言うことができます。

ワプニック博士の解説が理解できるようになるにしたがって、コースの三部作(テキスト、ワークブック、教師のマニュアル)が読めるようになるだけでなく、書いてあることの深い意味を理解するようになっていくでしょう。

実際のところ、コースの三部作で書かれてあることが理解できるようになって、そうなってはじめて、本当の学び、つまり、「自学自習」がはじまるといえましょう。

ちなみに、これは私自身の経験からも言えることなわけです、もしワプニック博士が解説する教材がなかったならば、コースをちがったふうに学んでいくことになるのは避けられないだろうと思います。

そうなることがいけないというわけではありませんが、それほどまでに私たちはいともたやすくコースの教えを歪曲化、矮小化してしまうということです。

かつての私もそうであったように、コースを自分なりに都合よく歪曲してしまったり、あるいは、コースの教えの都合の良い一部だけをいいところ取りして、曲解した学び方になってしまったりすることはよくあることだと言うことができます。

何度も申しますが、たとえそうであったとしても、それを否定するものではありません。

ただ、そうなってしまうなら、それは、もはやコースを学んでいるのではなくなってしまい、とても残念なことだということです。

”コースのイエスが云っているように、コースの全部を信じるか?まったく信じないか?すべて学ぶか?まったく学ばないか?のどちらかです。全てか?無か?なのです。ですから、コース学習者として、自分の好きなところだけをピックアップする、ということはできません。でも、自分はそういうことをしているということには気づいておいてください。たとえば、「コースのこの部分はとても共感するけど、こっちの部分はちょっと受け入れがたい」とかやってしまうことに気づいていてください。そうするならば、それはコースではありません。それは、だれだれによる『ア・コース・イン・ミラクルズ』と呼ばなければなりません。ただ、それは罪ではありません。別のスピリチュアリティというだけです。そのことを理解していることは重要です。”

ーFACIMワークショップビデオ『The Transformed World』ワプニック博士の講話よりー


教師は誰か?教えるのは誰か?学ぶのは誰か?

私がなぜ、ワプニック博士の解説する教材でコースを学んでいくことを勧めるのか?

というなら、彼の解説が理解できるようになっていくなら、確実に、コースの実践(赦し)もできるようになっていくからです。

そうするなら、「自学自習」という本当の意味も分かってくることでしょう。

そう、コースで言うところの「自学自習」は、形態とはまったく関係ないということです。

コースは行動や形態のレベルについては一切述べられてはいないということを知っておきましょう。

これは心のレべにおいての学びと訓練なのだということです。

それは、私たちがコースを学ぶにあたって、何よりももっとも理解しておくべき重要なことだといえましょう。

もしコースの学びの形態にこだわるならば、独学でしか学んではならないことになり、それでは、本当の「自学自習」である学びと訓練からは程遠いものになってしまいかねません。

学びの形態は、当然、いろいろあっていいということです。

このコースは、自分で自分に教えて学んでいく道なのだということを覚えておきましょう。


ワプニック博士の解説を理解するようになるならば

ワプニック博士の解説が理解できるようになるとき、形態に起きるすべてを「教室」として、出会っていくすべての兄弟を「教師」として、本当の「自学自習」がはじまるいえます。

ワプニック博士の解説を理解するようにるならば、自ずとそうなっていきます。

それは、コース形而上学が理解できるようになるならその実践もできるようになるということでもあり、言い換えるなら、コース形而上学が理解できていないなら、当然、その実践もけっしてあり得ないということです。

そして、コース形而上学の理解を助けてくれるのがワプニック博士の解説(教材)だといえるでしょう。

ちなみに、ここで申し上げているのは、ワプニック博士が解説した教材で学ぶことだけが唯一のコース学習であるということでもありません。

コースはこれこれこのように学ばなければなりません、といったものは、むしろ、ないとさえ言うことができます。

ひょっとしたら、他にも素晴らしいコース・ティーチャーがおられるのかもしれません。

あるいは、もっと容易くコースが理解できる学び方があるのかもしれません。

ですから、ここで述べているのは、あくまでも、私自身の経験を踏まえての見解にしかすぎません。

私自身のコース学習の経験から言えば、ワプニック博士の教材で学ぶことはとても有益だということです。

私にとってのコースの理解はワプニック博士の教材があってのこと、というふうに言うことができるわけです。

ワプニック博士の教材の有益性と必要性が、私が語る言葉を通して、コースを真摯に学んでいきたい求道者の方々に伝われば幸いです。


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