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イマゴト活動報告2023.04.14-16札幌視察‐環境広場ほっかいどう2023

G7環境大臣会合が行われている札幌に来ました(記事書いてる時点でまだ札幌)。16日の今日、どんな合意が出るのか。火力(石炭・天然ガス)発電にいまだ頼っている日本にとっては厳しい状況。逆に言えばゲームチェンジのチャンスだけど。

で、今回の目的はもちろんG7への出席!んなワケはなく…これに合わせて開催されている「環境広場ほっかいどう2023」を見に行くことでした。

札幌ドームを使って環境関連のブースがたくさん並んでいて、水素バスとか、空飛ぶ車とかも展示されてました。

奥に見えるのが水素で走るバス
空飛ぶ車・・・いや飛行機やろこれ(笑)

まあでもこの辺の展示はどこでも見れるのでさらっと通過してと。僕の関心事は木質バイオマスエネルギーですね。さすが北海道!広大な土地に自然が盛りだくさんで、森林や木材の利活用に関するブースがいっぱいあった。

The Gove Choってゲーム 単純だけど楽しい

国立研究開発法人森林研究・整備機構「森林総合研究所」でたくさん資料貰った。そしてブースで話聞いてくれた職員さんから、「僕の名前出して京都にある近畿北陸整備局に相談してきたらいいよ」って言ってもらいました。あざす!

森林総合研究所のブース

ホテルに帰ってきてもらった資料を整理したら、まあ見事に森林、木質関係の資料ばっかり。これじっくり読みこんでまずは森林に関する知識と自力を付けないとな~と感じました。知らないことだらけ…

森林総研の出す資料は定期購読したいな

木材の使い方に関し持て面白い情報をゲットしました。
株式会社ニッコーさんの木材に液体ガラスを含侵させて腐食を防ぐという技術。

森林からとれる木材を活かして例えばベンチとかバルコニーとか、さらにはフォレストアドベンチャーのような遊具を作ったりするときにこれを使えばかなり維持管理とかも減らせるんじゃないかなと思いました。
ブースでは木材だけの展示だったけど、どうやら竹との相性も良いようでこれはちょっと試してみたいと思いました。

最も衝撃だったのは、エア・ウォーターさんの太陽光パネル!
営農型ソーラーシェアリングなんだけど、普通は水平に近い形でつける太陽光を垂直につける提案。

垂直に設置する太陽光パネル

これは豪雪地帯ならではの発想。水平に置くと雪が積もる。それだけじゃなくて雪が反射した太陽光を採光できるんです。

雪国でなくてもメリットはある。太陽光は昼にピークが来て、再生可能エネルギーが余ってしまうという事情もあり、これだと朝日と夕日の時間帯で多く発電するのでピークがずれる。高い単価の時間帯に電力を売ることも可能なんですよね(下図参照)

出典:エア・ウォーター

しかも営農型でやるとしても水平型の太陽光パネルに比べて、農作業の邪魔にならないメリットがある。これは使えますね。

出典:エア・ウォーター

ってなことで楽しいイベントでした。持ち帰って今後のお仕事に生かしていきたいと思います。

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