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王様の散歩道「クングスレーデンを歩く」②〜スウェーデンの山小屋事情

スウェーデンのトレッキングルートはSTFという観光協会が運営・管理していて、全部で400近くのコースがあるそうです。
国中に広がり、そのコース中には設備が整ったホテルから始まり、山小屋まで総勢350くらいあるそうなので、すごいものですよね。
今現在は244の宿泊予約が可能のようです。

日本と違うな〜と感じたのが、その全てを非営利団体が管理していて、予約から一切合切をまとめているところ。
ちなみにSTFのサイトを見ると、マウンテンハイキングが良いのか、フットパスウォーキング的なのが良いのかなど、事細かく載っているので非常にわかりやすく、且つ自分の希望の場所に辿り着きやすいと思いました。
ただし英語またはスウェーデン語は必須ですが…

その内の有名な「王様の散歩道(クングスレーデン)」に行ったわけですが、ルートはもちろんのこと、自然、景色、その中を歩く人々との触れ合い全てが新鮮で指摘的な体験になりました。
中でも「いや〜これは凄い、へ〜そうなんだ」と唸ったのが、山小屋のことです。

その当時の日本の山小屋というと、狭いところにぎゅうぎゅうに押し込められるというイメージがあったので、「なんて快適なんだ!ブラボー!!」と思わず声を上げてしまうくらいでした。

あっ、今の日本の山小屋は、かなり快適です。
当時のって部分をハイライトにしたので〜
誤解ないようお願いしまーす(笑)。

今回の旅は、行きに夜行の寝台列車1泊、出発地で1泊、山中4泊、到着地1泊の合計7泊7日の行程にしました。

ちょうど「フェールラーベン・クラシック」と同じ時期だったので、ルートは少し違えど、出発地点は同じだったので多くの人がごった返す状況。

この大会は「競争ではなく」「他のハイカーと交流を深め、一生の思い出に残るトレッキングを心から楽しむこと」を目的としたもの。
ですので、我先に!というギスギスした雰囲気は一切なく、和やかなムードで、しかもヨーロッパの自然と関わるスタイルが垣間見れたので、その時期で良かったなーと思いました。

よーいドン!
3日間を数回のブロックに分けて、グループごとにスタートするそう
わんこも参加〜
飼い主さんに聞いたら「自分のものは自分で」だそうです(笑)

さて、山小屋のこと。
山中4泊ですが、そのうちの一泊はSTFのステーションとなるものだったので、ホテルと言っても過言ではない立派なつくり。

大会の参加者は外でテント泊
中にはレストランもあって、もちろんビールも!!

残りの3泊は、完璧に山というか大地というか?
歩かないとアクセスできない場所なので、日本で言う山小屋と同じです。
全て有人の山小屋でしたが、食事提供はなく、あくまでも管理人という感じ。

3泊目がここ
アンテナやソーラーパネルがちゃんとあるんですよね

到着すると、「あんはここね」とベッドを割り振られますが、これが結構快適なベッドでした。
ちなみに甥っ子はシーツを2枚、私はアレルギーがあるので一応シュラフ持参して何があっても良いように対応してました。

大体、2段ベッドの男女共用4〜6人部屋でした
机の真ん中にあるのが、命水(ワイン)です(笑)

気になる食事はというと。
甥っ子がスエ食(姉がスウェーデン料理のことを、こう言います)は絶対無理だから、日本からなんか買ってきてと言うので、日本製のレトルト類を中心に食べていましたが、基本的に自炊道具は全て揃ってます。

お水は外から運んできて、飲料用と食器などを洗った後のお水と
二つのバケツに分けてます。
汚水は捨てる場所があるので、各自でそこへ捨てに行ったり
洗いに行ったり
飲むのはこのお水
洗うのはあっちねって感じ
いわゆる売店的なもの
おおっ!上段にビールが見えます!!
さすが北欧〜と唸ったのがサウナ!
汗を流した後は、キンキンに冷えた川へGOです

なんだか歩いている風景はナシになっちゃいましたが、私的には山小屋の存在はどの国に行っても大切だなーと思うので、今回はこのテーマで書かせてもらいました。

次回は大自然の中を歩いている風景を書きますね!


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