妊産婦の感じる孤独感はどこから生まれるのだろう

妊産婦の感じる孤独感はどこから生まれるのだろう。

よく妊娠中の方、子育て中のお母さんから「社会から隔絶されたように感じる」という言葉を聞く。

社会から切り離され、取り残されたように感じるのだ。

それは何故なんだろう。

私も感じた。

私の場合は、大学院へ行っていたため、人との繋がりはあった。

それでも孤独だと感じたのだ。

では、この孤独感はどこから生まれているのだろうか。

ただ単に人との繋がりがなくなったということではなさそうだけど。

社会の歯車から弾かれた、という表現の方が近いのかもしれない。

妊娠すると、これまでのような生活は送れない。

悪阻で体調は悪いし、悪阻が収まると今度はどんどんお腹が大きくなって、身体全体が重たくなる。いつもより疲れやすくなる。

そんな中で普通にこれまで通り働いている人、学生生活を送っている同級生や夫の姿を見て、自分はどこか置いていかれたように感じるのではないだろうか。

人とは繋がっている。だけど、これまでの自分ではないのだ。それは自分自身からの疎外感でもあるのかもしれない。

変わりゆく身体の中で、自分が受け入れられない、他者と比べてしまう、というところから孤独感は生まれているのかもしれない。

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