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「始めたこと」ではなく「続いていること」を報告するようにしたら、思考パターンが変わる気がする

少し違う文脈で、だいぶピリリと辛い感じのテイストで書こうと思っていたネタなのですが、取り急ぎ少しマイルドめに……。

SNSが発達し、もはや自分の意思で「使わない」と決めた人以外は、みんなが何かしらのサービスのアカウントを持っている……という世の中。

10年前とは明らかにその普及率に違いがある感覚ですが、そこで定着した文化の一つといえば「【ご報告】」というやつですよね。

ときには結婚しましただとか、実はこの度退職することになりまして……だとか、そういった節目のご挨拶的な投稿もあるのですが、全体の中ではもっとライトな感じのご報告が多いはずです。新しい○○という趣味を始めましたとか、ジムに通い始めましたとか、新しい車を買いましたとか……ね。

その「ライトなご報告」単体だと別に良いのですが、もう少し視野を広げてその事象を捉えて見たときに、"現代病"とも言える思考パターンが生まれてしまっているのではないかと思います。それが何かというと、

SNSで【ご報告】をしたときに得られるポジティブフィードバックやリアクションを見越して、物事を始める

です。もちろん100%SNSのため……ということはないでしょうが(一部の虚像インフルエンサー様たちは知らんけど)、【ご報告】した瞬間が体験全体のピークになっていて、その後続かないという事例をこれまでにたっぷり見てきました。

………まぁ、僕もその一部を成しているのですが。

何事も続けることこそ正義ではありませんし、やってみてなんか違うなと思うこともあるので、やめること自体は全然良いと思います。

ただ、「始めたことをご報告したい!」というモチベーションで物事をやっていると、その気持ちの減退と同時にそのこと自体もやる気が低下していきがちな気がするので、「ご報告の投稿はある程度続いてから」という自分ルールを持つのも悪くないかなという気がします。

「少し続いてから報告する」というのがモチベーションになれば、習慣化の障壁になる3日、7日、2週間の壁を超える力になり、そこから先は普通の習慣化タスクとして進められるようになる気もするので。

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