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まちが変わると、暮らしも変わる("エスコン以後"の北広島市の話)

先日、北広島市在住の友人とランチをした際に興味深い話が聞けました。

彼女は長く北広島に住んでいて、数年前からは自分の事業も市内で営んでいる、という生粋の"北広島人"です。

そんな立場だからこそ、新球場(エスコンフィールド北海道)完成以後に感じるまちの変化たるや、それはもう目まぐるしいほどのようで、たくさんの「変わったこと」を教えてもらうことが出来ました。

2020年12月、建設中の様子

土地の利活用の話や、急にファミリー層向けの5階建てマンションが立ちだした話(これは千歳のラピダスの影響とも言っていたけど)など色々なトピックがあった中で、個人的に一番印象に残ったのは以下の言葉でした。

「エスコンのレストランは試合がない日もオープンしていて、何もない日であれば駐車場もガラガラで安く停められるから、"家族で食事に行こう"となったときに普通に球場に向かうようになった」

これ、ものすごい変化だと思いませんか?

「地元の人気球団の本拠地が新しく出来る」というだけの話では全くなくて、地元に住む人の暮らしまで変化させてしまったという。

もちろんそれは立派な施設があり、その中に揃っているテナントも魅力的だからというのが大前提ではありますが、きっかけ一つでガラッとまちを変えることが出来るんだ、というのは今の日本社会において大きな希望だと思います。

景気の影響か、はたまた人々のマインドが影響しているのかはわかりませんが、大規模なインフラ投資は何かと厳しい目で見られがちな昨今。

でも、長崎駅の変化を目の当たりにしたときにも感じましたが、消費や雇用を生み出すためにはどこかででっかい投資は必要だと思うんです。

腹括って、それに(筋良く)取り組めるプレイヤーがいるかどうか。そして、それをみんなで応援できるかどうかが、日本の未来を左右する気がします。

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